定期的に歯石を除去し続けるだけで進行を大幅に抑制することが可能です。
矯正と歯槽膿漏

日付、時間:Tue Aug 31 22:27:08 Japan 1999    氏名: N.N   
所在都道府県:千葉   職 業:会社員   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
先生こんばんは。私はいま矯正治療中なのですが、1年半程前まで歯槽膿漏の治療に 通っていました〔2年間位。月に一度歯石を取ってもらいました) 出産と転職のため、その医院には通わなくなってしまいました。
先日、矯正の先生に「年のわりに歯槽膿漏が進んでるので、歯磨きがんばって」といわれました。 「せっかく矯正しても、歯がぬけてしまったら・・」ととても不安です。矯正歯科とは別に、歯槽膿漏 に熱心な歯科医に通ったほうがいいのでしょうか?
矯正のほうでも頼めば歯石を取ってはくれるのですが・・矯正の装置は今月いれました。 できれば 千葉県船橋市近辺で歯科医をご紹介いただけないでしょうか。お返事お待ちして おります。どうかよろしくおねがいいたします。

ご意見・ご感想:
こんなすばらしいHPを作り、質問にも答える先生はすごい! 近くでしたら絶対先生のところに通うのに・・残念です。

メールアドレス: mikun510@mb.infoweb.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  話の内容と年齢から推定して、歯周疾患初期〜中期で歯石の沈着しやすい体質なのでしょうね、 歯周疾患の進行傾向が強い体質ですと歯磨きだけでは進行を抑制することは不可能です。 反面、中程度以下の進行状況ですと、定期的に歯石を除去し続けるだけで進行を大幅に 抑制することが可能です。

 特殊な手術やコントロールが必要な場合には、大学病院の歯周病科や認定医であった方が 良い場合もありますが、定期的に歯石を取ってくれる先生であれば十分です。幸いにも“2年 間位。月に一度歯石を取ってもらいました”という先生がいらしゃるようですのでそこで メインテナンスを続けられてはいかがでしょうか?

 メインテナンスの効果は歯周疾患とムシ歯の進行抑制と、ムシ歯や二次カリエス(一度治療した 歯のムシ歯)の早期発見・早期治療による延命効果が最大のメリットです。勿論、矯正の先生でも 矯正の予後観察を兼ねて歯石の除去をしてくれるのであれば問題はありません。 ただ、ムシ歯を発見した時に他の医院で治療しなければならない状況ですとちょっとしんどいかも しれませんので、その点を確認したうえで頼まれるのが宜しいかと存じます。

 船橋市近辺ということですが、歯周病学会の認定医はみあたりません。千葉・東京ということですと 数名いらっしゃいますので歯周外科医一覧表を参考に して下さい。

返信:
さっそくお返事いただきまして、ありがとうございました。小さい子供がいるので以前通ってた 先生の所〔電車で1.5時間)に通うのはちょっと・・と思ってましたが、大事な歯の為にも通院し てみようかと思います。先生のHPに出会えて本当によかった!これからもがんばってください。

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