日付、時間:Wed Sep 1 15:01:03 Japan 1999
氏名: 歯は大事。。。
所在都道府県:茨城
職 業:主婦
年 齢:30歳
性別: female
初診時 | 根管充填時 | 10年後 |
根管口カットで処置なし | 根充後根尖部掻爬 | |3は寿命かな? |
今の先生は、歯根たん切除はよくならないその場しのぎの方法といってます。嚢胞が
できている歯は根の治療をしてみるが、今の歯は使えない。で、残りの2本のうち1本はもう抜く
(根から)しかないといいます。嚢胞とかは出来てないんですけど、先生いわく根がもうだめだ
といいます。なにがだめなんでしょう?2本のうちのもう1本は根の治療できる(?)みたいです。
でも今の歯は使えないそうです。
3本のうち真ん中が抜く歯なので、ブリッジで歯を作るといいます。
保険の利く歯は、合成樹脂でコーティングしているので半年くらいで色がかわって、またすり減って
くるからあまりすすめられないと言います。保険の利かない歯でやると25万かかるといいます。
ほんとに抜くしか方法はないんでしょうか??
またほんとに保険の歯はそんなに質が悪いんでしょうか??
ご意見・ご感想:
こんなに詳しく歯の事がわかるホームページを発見できてよかったです。
今日は歯科医に今の歯の状態を説明されただけで、なんの治療もしないのに、830円もとら
れてしまった。なんの料金だったんでしょう。。。
歯根端切除術は正確な処置を行えば予知性の高い
術式ですが、正確な処置ができるドクターが極端に少ないことと、もし失敗したときにあとの
フォローがし難いというか歯根端切除のできるドクターにしか?フォローできないのではないか
と思います。
おそらく真中の抜歯する歯というのは、かつて歯根端切除を行った歯ではないかと思います。
そうなると、通常の方法では回復させることが全く不可能なので抜歯ということになったと思います。
一度歯根端切除を行った歯の根尖部は大きくカットされて根管口が大きく開いていますので、
通常の根管治療では綿密な死腔封鎖が不可能だからです。これをあえて保存するには再度の
根端切除か、根尖に異物を押し出す覚悟で相当太めの充填材を用いて封鎖したのちに
根尖部異物除去手術を行うしか方法が無いように
思います。
最終補綴物に関しては、保険のものにはそれなりの欠点はありますが十分満足できるもの
だと思っています(お金のことを考えなければ絶対メタルボンドの方が上)。
“830円”の件は現保険制度上の基本料金と考えていただきたいですね。日本では、“もの”
に対してはお金を払うが、形のないものには払わない土壌が染み付いているようです。
相談・指導・治療計画といったものも診療費の一部という考え方です。インフォームド・コンセント
が強く要望される中、全く無償というわけにいかないので設定された制度です。
もっとも、納得のいかない説明と高額な治療費用の説明、おまけに830円ということなので
しょうが…。