「早くこの歯を抜いて、早く楽にしてくれ」というのと同じ状況になってしまいます。

拒絶反応

日付、時間:2004年7月6日 15:09  氏名:  HM   
所在都道府県:  兵庫  職 業:  主婦  年 齢: 79歳      性別:   female  

拒絶反応 質問:
 年齢的に考えてインプランドなど考えていませんでしたので少し戸惑いました。拒絶反応 とはどんな症状が出るのですか、それは何時ごろ・・・娘には内緒です。何時まで生きるつ もりと言われそうで?
 でも毎日が心配です。今では何の痛みも痒みもありませんが、幸い長寿の筋ですので成功す れば頑張って生きるつもりです。宜しくお願いいたします。 感想:
 20歳の時に初めて歯医者に行った時に貴女は40代で総入れ歯と言われましたがこの年にな って歯を見せて笑える事を先生のお陰と喜んでおります。

回答
 インプラントに限らず、生体はありとあらゆる非自己(自分自身の構成成分以外の物質)に 対して免疫反応を示します。蚊に刺された、何かにかぶれた…はアレルギー反応といわれて います。蚊に刺されたあとが化膿した、トゲが刺さって化膿した…はバイ菌が入ったと解釈 されてるようです。生体肝移植をして拒絶反応がでた、ここで初めて拒絶反応という言葉が でてきますが、これもバイ菌が関与して化膿したという解釈もできます。
 よーく整理して考えてみて下さい。この地球上で生存している限り、バイ菌はいつでも 何処にでも生存しています。生体はありとあらゆる非自己対して免疫反応を示した結果、 程度が軽ければアレルギー反応、ちょっとひどくなれば化膿した、重篤な症状を呈すれば 拒絶反応という程度による表現の違いだけのことです。

 インプラントを植えて拒絶反応が起こる。これは異物であるチタンを骨内に挿入した 限り避け世の無い生体反応です。患者さんの抵抗力の違いにもよりますが、蚊に刺された ときと同様即刻反応が起こり始めます。過剰な反応が起これば「早くこの歯を抜いて、 早く楽にしてくれ」というのと同じ状況になってしまいます。でも幸いにも、ほとんどの 人が非自己と認識できないくらい生体親和性の良いチタンですので、そのような拒絶反応 を起こす可能性は5%以下です。