日付、時間:2004年7月13日 0:20
氏名: タカハシ
所在都道府県: 東京
職 業: 会社員
年 齢: 34歳
性別: female
質問:
第一大臼歯の外側の歯茎部分が腫れ、歯医者さんに見てもらったところ 根分岐部病変
と言われ歯を分割するかもと言われました。
怖さが先立ち悩んでいた所 とりあえずは消毒と薬をつける(入れる)治療をといわれ続け
ていました(週一回の頻度で)。 勤めの関係でこの1ヶ月ほど通院できないでいる間、腫
れが目立ち 膿も出 常に圧迫感を感じます。 またその歯が浮いてきているように感じま
す。
やはり 歯を分割するしかないのでしょうか?
このまま放置してしまうと抜けてしまうのでしょうか?
治療後もあまり歯の状態がよくはならないと先生からのご説明を頂いており 不安で仕方あ
りません。お忙しい中申し訳ありませんが アドバイスいただければ幸いです。
根分岐部病変ということは、常識的には分岐部部分に穿孔や亀裂があるということだと思い
ます。それ以外にも根尖病巣が分岐部に向かって成長した場合も考えられます。いずれにして
もその原因を特定した上で炎症を起こすべき原因を排除しない限り根本的な治癒は望めません。
私だったら、とにかくクラウンなどの上部補綴物をはずして根管治療をすべく治療を始め
るでしょう。その過程において、分岐部の亀裂等が見つかったならば閉鎖を試みるか分割
(セパレーション)、もしくはヘミセクション
の中から必要な方法を選びます。その際、根管治療の不備が無いかを確かめることも必須だと
思います。
原因を突き止めた上で適切な対処を行なっても確実な結果が得られるとは限りません。まし
てや、根分岐部病変=セパレーションという選択では“治療後もあまり歯の状態がよくはなら
ない”可能性がどうしても高くなってしまいます。