あくまでもプラスαの効果を期待して日々の習慣にしていくことが大切です。

デンタルフロス

日付、時間:2004年7月21日 12:50  氏名:   N.F   
所在都道府県:  東京  職 業:  会社員  年 齢: 34歳      性別:   female  

デンタルフロス 質問:
 歯周病のため、デンタルフロスを始めましたが、デンタルフロスをどの程度まで深く入 れたらいいのか分かりません。
歯茎に触れる程度でよいのでしょうか?
歯茎の下(歯周ポケット?)まで、入りますよね?
そのときの方が、たくさんプラークがとれるような気がしますが、プラークを押し込んでい るのではないかという気もします。また、よくある誤った使い方や、使用上の注意点なども ありましたら、是非アドバイスください。どうぞよろしくお願いします。

回答
 私の医院では、デンタルフロス特別推奨していないので詳しいことはわかりません。 毎月の歯石除去さえしてくれたら、あとは何を使って清掃しても結果は大きく変らないと いう認識です。ただフロスを使って歯間部分の清掃を行なうこと自体決して悪いことでは ありませんので、必要と思われる人については個別に指導しております。
 フロス選択の第一は“やっと通るくらい”の太さが理想とされています。その太さの フロスを使えば、力の加減で自然と歯茎の下まで入ってしまいます。歯肉状態が悪い時 はそれだけで出血しますが、毎月の歯石除去と合わせて歯肉状態が回復すれば出血は なくなります。“プラークを押し込む”という懸念は全く無用です。押し込まれるプラー クの量よりも除去されるプラークの量が圧倒的に多いからです。

 誤った使い方というか考え方というか、デンタルフロスを使っているから大丈夫と思う 気持ちが最も怖いことだと思います。例えば私の推奨している毎月の歯石除去に代わる 効果があるのではという気持ちをもったなら、期待は見事に裏切られて何れは歯槽膿漏や むし歯で大切な歯を失ってしまいます。あくまでもプラスαの効果を期待して日々の習慣 にしていくことが大切です。