日付、時間:2004年9月22日 18:26
氏名: YH
所在都道府県: 愛知
職 業: 主婦
年 齢: 30歳
性別: female
質問:
歯と歯の間に隙間ができていて歯間ブラシを使用しています。下の前歯4本の両脇はM
サイズ、他の歯はSSサイズを使用しています。上下左右の7と8の間は以前はSSSサ
イズを使っていたのですが最近SSサイズが入るようになりました。
前歯の歯と歯の隙間が黒く見えるのが気になって詰め物したらめだたなくなるかと思い、
近くの歯科医院に以前相談しましたところ、清掃しにくくなるからやめた方が良いと言わ
れ私も納得して隙間を気にしないようにするようになりました。しかし、最近この7と8
の間の隙間について0.5(単位は忘れました)が簡単に入るくらい開いているから詰め物を
した方が良いと言われました。詰めると清掃しにくくなってかえって良くないような気が
するのですが奥歯は他の歯とはわけが違うのでしょうか。奥歯で歯間ブラシが使用しにく
い場所ではありますが、コツがわかってきているのでこの場所も歯間ブラシを使用するこ
とはできています。
年齢の割に歯茎の状態が悪いので将来が不安です。自分では、実際の年齢より10歳く
らい年をとった歯茎なのではないかと思っています。今後、若くして歯が抜けていきはし
ないかととても不安です。
歯と歯の隙間は、0.5(50ミクロン)のコンタクトゲージがギリギリ入るのが理想的と言わ
れています。100ミクロンを越えると食べ物が挟まりやすくなる(食片圧入)のでちょっと要
注意。すでに詰め物が施されている歯であれば、治療のやり直しが望まれるということではあ
りますが、天然歯をわざわざ削って詰め物でコンタクトの強さを正常値に持っていくというこ
とについてはできる限り避けるべきだと思います。
この食片圧入も歯槽膿漏進行の助長因子といわれていますが、それを改善したからといって
歯槽膿漏の進行は抑制できません。また、例え今のコンタクトをきつくしても歯槽膿漏が進行
すれば、またまた開いていきます。このコンタクトの問題にしても、歯と歯の間に隙間ができ
たという問題も、歯槽膿漏が進行して歯を支えている骨(歯槽骨)が破壊されているからです。
一般に、30歳くらいになると歯と歯の間に隙間が気になる程度の破壊が進んできます。その
延長は、50歳くらいになると末期状態の歯が出現しだして、以降毎年のように歯を抜かなくて
はいけないような状況になります。
とにかく今までもケアでは50-60歳くらいで破たんを来たすことを覚悟しておかねばなりませ
ん。だから歯間ブラシということだとは思いますが、残念ながらそれでも1〜2年の延命がせい
ぜいです。生涯歯の健康を保つ唯一の方法は、毎月歯医者に行って歯石を取りつづけることです!
回答:
超音波も使ってPMTCということでしたら一応歯石除去は行なわれているものと思われます。
ただし、歯石が諸悪の根源であり何が何でも取らなくてはいけないという意識が歯医者にはあ
りません。また、とるたびに大量の歯石が出てくるのであれば熱も入りますが、やってもヤリ
ガイのない程度であればどうしても手を抜きがちになってしまいます。ヤリガイがない程度で
あっても取りつづけることが大きな成果をもたらすという事実を多くの歯科医が知らないと思
います。「歯茎の下の歯石をもっと丁寧にとってください」と訴えつづけることがいい結果を
もたらすと思います。