悪性度が低ければ最小限の除去で終わるものと思います。

エナメル上皮腫?

日付、時間:2004年9月29日 19:20  氏名:   綾小路   
所在都道府県:  京都  職 業:  会社員  年 齢: 33歳      性別:   female  

エナメル上皮腫? 質問:
 身内に親知らずが発育(?)せず、内部で膿んでしまいあごの骨が溶けてしまったようです。 病院に行ったら、当初、悪性の可能性はほとんど無いと言われたのですが、最近リンパが腫れ てきたようで、本日、病院で悪性かも。。。と言われました。
手術することになってはいるのですが、手術が決まってから血液検査するまでに3週間程あい ていましたし、「悪性かも」と言われ非常に不安になっています。大丈夫でしょうか?
リンパに転移していることもあるのでしょうか?
あった場合、放射線治療等で治るのでしょうか?

回答
 顎骨内に発生する腫瘍として一番多いのはエナメル上皮腫で、ランクとしては準悪性です。 準悪性ということは、良性もあるけど再発もあり得ると解釈して下さい。そして、何度も 再発するような例では転移の報告もわずかですがあります。今回に関してはおそらく転移は ないと思われます。また、手術としては悪性に準じて周囲の健全な部分も含めてやや大きめ に除去します。リンパ腺の腫れは炎症性のもののように思います。
 最悪のシナリオを考えれば、顎の離断や転移しているであろう頚部のリンパ節も外科的に 除去することもあります。ただ癌のような本物の悪性腫瘍ではないので過剰に心配しすぎる 必要はないでしょう。おそらく手術中に病理組織検査をして、悪性度が低ければ最小限の除 去で終わるものと思います。