日付、時間:2004年10月5日 8:14
氏名: yt
所在都道府県: 石川
職 業: 会社員
年 齢: 50歳
性別: male
質問:
いつもHP観させて頂いております。現在上の左前歯2の根尖治療で悩んでおります。
実は先日アメリカでの歯科医を経て日本で開業していると言うG.V.BLACK DENTAL OFFICE
のHPを観たのですが、その中に日本の歯科医での根管治療は保険制度の枠や技術の差で
上手く行っていないのが殆どと書いてありました。
確かに時間をかけて丁寧な治療をしても保険点数は同じとなればそうなってしまうのかとも
思ったりしますが、確かにHPを見る限りは日本の治療とは違う様に思います。
病巣に使う薬も日本ではヒ素などの劇薬を使用したりしているとあり心配です。
病巣に攻撃を仕掛ける薬や治療の仕方など日本の治療と比較してどのように違うのでしょうか?
今そのことで大変悩んでおりもしG.V.BLACK DENTAL OFFICEでの治療はやはり正しいのか?
もし正しいのであれば河田先生のところでその様な治療ができるのか是非教えて下さい。
感想:
ホームページをいつも拝見させて頂いており大変参考になります。毎日の治療の中大変な
ご努力と思いますが、日本の歯科医療のためにも是非続けて頂きたいです。
G.V.BLACK DENTAL OFFICE の治療内容を知らないので何とも答えようがないのですが、
ヒ素は特別なケースとしても余計な薬は使うべきではないというのが私の持論です。
そうは言ってもG.V.BLACK DENTAL OFFICE だってアメリカ流?の変な薬を使っている
のではないかと想像いたします。薬の種類はともかく、根管治療には薬を使うのが正解
というのが世界中の共通認識です。
諸外国で10万円する根管治療を数千円でやれということがネックになっていることも
確かですが、それより根が深いのは“何故炎症が起きる・どうすれば炎症が治まる”と
いう基本的な認識が世界的に間違っているからだと私は思っています。とにかく私の
申し上げている根管治療の基本は、根管内の完璧な機械的清掃と完璧な根管閉鎖です。