日付、時間:2004年10月5日 17:36
氏名: KY
所在都道府県: 東京
職 業: 会社員
年 齢: 58歳
性別: female
質問:
今年3月の近所の歯科医の定期健診で、第一大臼歯(右下)の頬側に白い点をみつけて
もらい、特異的歯槽膿漏といわれました。スケーリング、酸化水(?)、持続性抗生物
質を1週間に1回行い、7月末にいったん開放されました。ところが歯科医の予告より早
く3週間後には再発してしまい、現在も同治療を継続しております。
歯科医によると歯の下のほうに亀裂があり、菌が通るから直りが悪いといわれております。
地道に治療を継続しましょうといわれております。神経はとられているそうです。
会社の近くの別の歯科医にみてもらったところ、<歯根が2つある場合(私のケース)は
再植は難しいです。薬剤は流れるからね、僕ならマッサージとかレーザーを使用します。
それでももって5年ですね>というご意見です。
河田先生のQ&Aも読ませていただいて、亀裂ができた場合は完治は不可能ということまで
は、理解いたしました。抜歯にいたるまでの処置の選択が二人の先生で違うものですから、
迷っております。今の抗生物質を継続する方法と、マッサージとかレーザーとかどっちの
ほうが選択したらいいのでしょうか?
今は表目にはたいしたことはないのですが、全体の歯のことを考えてよりよい方向でケア
してゆきたく思っております。よろしくご指導のほどお願いいたします。
特異的歯槽膿漏って何ですかねぇ。聞いたことがないので分かりません。歯槽膿漏
なら、徹底した歯石除去と毎月の歯石除去さえ真面目に継続しておけば進行は抑制で
きます。酸化水(?)、持続性抗生物質は不要です。それより再発する“白い点”と
いうのが気になります。多分良性の粘膜疾患でもないだろうとは思いますが、一度大
学病院で検査してもらった方がいいと思います。
粘膜疾患ではなく単に歯根亀裂による漏孔ということであれば、ひっちゃ気になって
治そうと思っても絶対治らないので使えるところまでごまかしながら使うというのが
正解でしょう。つまり、トータル的に歯石除去と定期検診を継続しながら、歯茎の状態
を保つ一方で、腫れたりしたときは排膿したり抗生物質を注入・内服するなどして押さ
え込みながら我慢できる範囲で使い切るのが正しいお付き合いだと思います。