日付、時間:2004年10月19日 1:22
氏名: M.M
所在都道府県: 愛知
職 業: 会社員
年 齢: 25歳
性別: female
質問:
去年、何となく甘いものを食べると奥歯がしみるなと思い歯科医院に行ったのですが、
歯には何の問題もない気分的なものと、刺激物のせいだと言われ歯石除去のみで終わっ
たのですが、先日その歯がずきずきと痛み出した為、違う病院に行くと抜髄しなければな
らないほどになっていてショックを受けました。その頃、転勤したばかりで歯科医院のよ
いところなどわからず1番近いところに行ったばかりにと言う後悔と、もっと他の病院も
行っとけば良かったという反省の嵐です。
その根の治療のことで質問なのですが、右上の第一大臼歯を治療していてとっても治療
がスローペースのように思います。一度目はレントゲンと歯を削って(多分・・・)、
二度目は針金(リーマ?)で根の奥まで清掃、三回目にもうちょっとリーマで清掃。
一週間に一回の治療で、そのたびに麻酔と治療の痛み。そして麻酔あけの痛みに襲われ、
歯は鈍痛がし、右の偏頭痛もあります。他にも下顎のリンパ腺の腫れと右の顎関節の痛み
があります。
根の治療は通常このようなペース、そして痛みをともなうものなのでしょうか?
感想:
とっても参考になります!なかなかここまで話してくれる先生なんていないと思いまし
た。医者の方は何だかよくわからない専門用語をつらつらと並べて、患者が納得するよう
な説明をしてくれませんよね。もっと、先生のようなお医者さんが増えることを願ってい
ます。
願わくば1年前に虫歯を見つけ出して抜髄を避けることができたなら良かったとは思い
ますが、現実の問題として甘いものがしみる時点で抜髄になった可能性も高かったと思い
ます。また仮にその場で抜髄を逃れたとしても、そこまで進行した虫歯であれば数年先に
は抜髄になる可能性が高いということも記憶しておいて下さい。つまり1年前でもかなり
手遅れ状態であったということです。
またそれほどの虫歯であっても、1回の検診では見逃してしまう可能性があることは
往々にしてあります。常日頃から、歯石除去を兼ねて検診を続けなければ結果が出にくい
という実態を謙虚に受け止めてください。
さぁその抜髄についてですが、私の理論ですと一日で根管充填まで全て行うのが正しい
術式だと確信しています。将来的には世界中の治療方法を変えてやろうと意気込んではお
りますが、現在大学で教えている理論ですと今行なわれている術式が正しいとされていま
す。実態としてあなたのような苦しみと疑惑が渦巻いていることも事実です。従って、
どこの医院に行っても似たり寄ったりの治療方法ですので転院したからといって即刻解決
するものでもなさそうです。
理論が異なっているので何処にポイントを置いて治療するかの違いであって、丁寧に
的確な治療を行なう先生であれば私の主張する術式と同じになります。そのような先生
を探し当てればもっとそのような症状を起こすこともなく早く解決することが望めます。
現状では、確率1/10くらいの割合で存在するであろう根管治療の達人を捜し当てて確保
していくことが肝要かと思われます。