診断と治療は経験と価値観の相違により異なるのは当然です。

茶色くなっている部分

日付、時間:2004年11月24日 0:27  氏名:  TT    
所在都道府県: 東京   職 業:  その他  年 齢: 43歳      性別:   male  

茶色くなっている部分 質問:
 質問があります。
上7の歯の後ろ側(8の歯はありません)の歯茎に近い辺りに茶色くなっている部分 を自分でデンタルミラーで見つけたので虫歯かと思い、歯科を受診したところ『これは あまり気にしなくてもいい。着色かも知れないし歯石かも知れない。治療は必要ない。』 と言われました。丁寧なスケーリングを受けましたが茶色いのはなくなりませんでした。

セカンドオピニオンを求めたくて別の歯科を受診しましたら、そこでは『C2程度の虫歯』 とのことで治療を勧められました。
歯科医によって虫歯の見解が違うことってあるのでしょうか?
(どちらの医院でも、パノラマ写真のような写真を撮りました。) よろしく御教授ください。

回答
 パノラマでは写らない程度のむし歯なんでしょう。おそらく、浅く広く。

診断と治療は経験と価値観の相違により異なるのは当然です。ただこの場合、まず汚れや着色 を疑ってスケーリングを試みるのは順当でしょう。その結果を受けて、むし歯と診断するのは 当然の成り行きでしょう。

治療方法も分かれるところです。7番遠心ですからレジン充填は難しい。インレーで大きく 削るのはちょっと抵抗がある。このままサフォライドでも塗って様子をみるか、それとも 表面を磨きとってやるか。意見の分かれるところでしょう。詳しい状況は分からないけれど、 私だったらおそらく、サフォライドを塗って表面のザラザラしたところだけでも磨いて様子 を診るという選択だと思います。


返信:2004年11月24日 16:24
 結局、セカンドオピニオンを求めた医院で、虫歯であると診断を受け治療を受けました。 穴があいておりC2とのことでした。もともと大きなインレーが入っていたので、次はクラ ウンにするしか選択支がないとのことで、クラウンになりました。
でも、河田先生のお返事を読んで、本当にC2の虫歯だったのだろうかと思ってしまいまし た。その先生を疑うわけではありませんが。。どう解釈したらよろしいでしょうか?よろし くお願いいたします。

回答:
 歯医者には疑わしい点は一杯あるけれど、比較的初期のむし歯治療に関しては皆真面目に やっていますよ。申し訳ないけど、その辺を疑うことが治療の後退を招いていると思ってい ます。「真面目にやってるのに、患者は分かってくれない。それなら一層のコト…」という 筋書きです。あなたの治療に関する真実はわかりません。ただその手の処置のうち、99%は 白でしょう。その内まとめて本にでもしようかと思っています。