日付、時間:22004年11月24日 11:07
氏名: はは
所在都道府県: 高知
職 業: 主婦
年 齢: 26歳
性別: female
質問:
治療について不安がありますので質問をさせて頂きました。
今回、左下6番(と7番にかけて)の根っこに、のう胞、もしくは良性の腫瘍があるとの診断を
されました。そして、明日歯茎を切開して切除する手術を受けることになりました。また、先
生の話では、「骨も削る」「歯の根っこを切る」「左奥の6番7番の神経をとります」という事
でした。切除以外の治療は出来ない(治らない)ということでしたので、他の治療を試すとい
いますか、お願いする余地はありませんでした。私自身が感じる症状は、特にありません。痛
みもないし、歯茎が腫れた感じもしません。少し気になっているのは、左のリンパ(?)がず
っと腫れているということだけです。
実は、レントゲンの影(のう胞もしくは腫瘍)がある事はずっと前から知っていました。数
年前に右下をブリッジにしたのですが、その治療の時にはすでにレントゲンに影が映っていた
んです。ただ、その時の先生は『痛みがないなら放っておいて大丈夫』ということでした。ま
た、今年の9月に矯正歯科の先生にも『そう言われたのなら大丈夫でしょう』と言われました。
手術をするのは口腔外科(普通の歯科医院から紹介されました)ですが、初診のときには、
『まずは根っこの治療で様子を見ましょう。根っこを治療して治らなければ、切ることになり
ます』といわれ少し安心したのですが、その時に、麻酔なしで削っていて、少しすると痛みが
出てきて、「おかしい!神経が生きてるみたいです!」と削っていた先生が他の先生に相談。
それから、神経が生きているかをチェックする器械で「神経が生きている」という結果がでま
した。すると、また削っていた歯にフタをして、後日CT検査→切開ということにな
りました。このまま口腔外科の先生の言うとおりに手術をしても良いのでしょうか。
「神経が生きている」という事実は、歯と無関係に発生したかどうかを鑑別する上で重要で
す。ただし歯根に接しているようですので、どちらにしても術前に抜髄しておくべきだった
と思います。と言いますのが、それだけ近接いているとなうと、摘出時に必ず?歯の神経を
損傷させてしまうからです。腫瘍か嚢胞かは術中に病理検査を行なうと思いますので、その
結果に基づいて処置方針を決めることになります。腫瘍の場合、種類によっては該当歯の抜歯
ということもあります。
抜歯にならなかった場合も、歯の神経を損傷させてしまうと思いますので結局は神経を取ら
なくてはいけません。神経を残したまま手術をした場合、損傷がなければそのまま順調に回復
してメデタシメデタシですが、損傷があると歯髄炎を起こして激痛になります。また術後の経
過も悪く、その時点で抜髄しなくてはなりません。
手術そのものはやむを得ないとして、術前に抜髄しておくべきだったと思います。また、
症状がなく悪性の疑いもないのであれば手術自体も見送ても良かったようにも思います。
今更言っても始まらないので、術後経過次第で速やかに抜髄することをお勧めたします。