その歯を抜歯して他の歯を守る
矯正と抜歯 T

日付、時間:Wed Sep 15 13:42:13 Japan 1999    氏名:    
所在都道府県:   職 業:主婦   年 齢:38歳      性別: female  

叢生(そうせい)
叢生の中には抜いた方が良いものもあります
質問:
 現在矯正中で上顎にブラケットが着いています。 右下2番に舌側叢生があり14年前に2番3番の健康な歯を削りさし歯にしました。 今回2番に歯根病巣が見つかり根管治療後にブラケット装着予定でした。
紹介された一般歯科(さし歯にしてもらった医院)では2番は残存歯がとても小さくて病巣治療中に 歯が割れる恐れがあると言われました。
それを受けて矯正医は「,2番を治療しても矯正中,後に症状がでた場合,結局抜歯になるので,矯正 期間も長くなる。おすすめは,2番を抜歯し,下前歯3本で矯正する事です。」と言われました。

お金と時間を使い,治療してもいずれ抜歯になると残念だしまよっています。 また,下前歯3本の矯正はかみ合わせの面では問題ないのでしょうか。

回答  歯周病の立場からすると、歯牙長期保存を最優先して考えます。
その観点からみて、“戦略抜歯”というのがあります。私はあまり好まない考え方ですが、「あまり にも近接した歯(この場合叢生で内に転位している歯が該当します)は歯周疾患の進行を助長しますの でその歯を抜歯して他の歯を守る」という方法があります。
この発想からすれば、問題の根尖病巣のある歯を抜いた方が良いことになります。
矯正の時間短縮、あとに憂いを残さない為にもお勧めです。幸い下顎ですので歯並びもさほど 問題ないでしょうし、咬合関係にも影響は生じないでしょうね。

返信:
先生、こんにちわ。先日はお忙しい中、お返事をいただきありがとうございました。
私は、とにかく抜歯は、とことん治療してだめな場合の最終手段と思っていたのですが、抜いた ほうが良い場合もあるのですね。(戦略抜歯との事) また、かみ合わせも影響は生じないとの事で安心しました。
せっかく矯正をするのですから、下顎の前歯を健康な歯3本で並べてもらおうと思います。

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