日付、時間:2004年11月24日 23:28
氏名: 市村 裕子
所在都道府県: 東京
職 業: 主婦
年 齢: 37歳
性別: female
質問:
現在、原因不明の舌痛に悩まされて3ヶ月がたちます。ことの発端は3ヶ月前のガマ腫
開窓術です。術後のガマ腫の経過は順調で傷口も綺麗ですし、いまのところ再発もしてい
ませんが、術後2日目の朝から舌先に痺れが感じられ、現在まで続いている状態です。
口腔外科の診察では「舌に特に異常はない」との事で、ドクターには神経性の舌痛と診断。
神経内科を紹介され、坑ウツ剤と坑不安薬を約2ヶ月半服用していますが、痛みは一向に
ひきません。ただ不思議なことに食事中は痛みがひきます。
いったいどうしたら良いのでしょうか?
痛みが酷くてノイローゼ気味です。
考えられることありましたら何でもお返事ください。お願い致します。
※ちなみに血液検査の結果では、鉄欠乏やビタミン欠乏はありませんでした。B12(メチコ
バール)も3ヶ月服用しています。
ガマ腫の位置や大きさによってどの神経かはわかりませんが、例えば舌咽神経みたいな
神経が傷ついてしまったのではないでしょうか。精神的なものではないと思います。
申し訳ないですが、再度質問させていただきます。先生の見解の舌咽神経の損傷みたいなも
のに関しては、どういった治療が必要なんでしょうか?
何も治療方法はないのでしょうか。このままほっといて、自然治癒力で神経がもとに戻るの
を待つしかないのでしょうか。何かわかる事がありましたら、お返事ください。
もしくは、舌痛症治療に力を入れている病院などご存知でしたら、教えていただけないで
しょうか。お返事いただいたのに、お礼の返事をすぐに出来なくてすみませんでした。
回答:
外科的な手術を行なうにあたって、大きな神経走行を念頭に処置を行ないますが細かい
神経や部位によっては大きな神経であっても損傷を免れないこともあります。損傷の程度
にもよりますが、神経の外傷は治癒が遅く基本的には生体の自然治癒能力に任せるしかない
というのが現状です。その自然治癒能力を高める方法として、ビタミン剤や抹消神経賦活剤
投与や、温熱的な理学療法などが試されていますが特効薬みたいなものは今のところない
ようです。
おそらくこの手の治療は開業医では特化したところはないでしょう。一番遭遇頻度の高い
大学病院の口腔外科が、設備や薬剤も整っていますので一番近道です。おそらくその中でも、
個人的に興味を持たれて特化されている先生がいらっしゃる病院というものがあるはずです
が、その存在を私はしりません。
神経内科では抗ウツ剤と抗不安薬をだされ、3ヶ月服用中です。もう抗ウツ剤と抗不安
薬は飲まないほうが良いでしょうか?
ただ治らない不安から、ノイローゼ気味なので、何となく抗ウツ剤と抗不安薬をやめられ
ません。
回答:
確かに反対側というのは不自然ですが、しびれと違って多くの場合舌痛自体が原因不明
とされています。それにしても舌痛症外来とは素晴らしい。さすが東京ですね。薬の内服
は、慶応病院でも処方されるはずですので、その時に重複する可能性がありますので舌痛
症外来の先生に相談された方が良いと思います。