日付、時間:2004年11月30日 10:06
氏名: TM
所在都道府県: 神奈川
職 業: 会社員
年 齢: 52歳
性別: female
質問:
おはようございます。インターネットで膿胞を調べていましたら、先生のHPにたどり
着きました。特にQAで先生がとても分かりやすく的確にお答えになっているのを読んで
感激しました。先生お忙しいと思いますが、私の相談にものっていただけますでしょうか。
左上1の差歯の上部歯茎が1cm四方盛り上がっています。唇に覆われていて見えないし
痛くないので8月まで気がつきませんでした。いつできたかわかりません。盛り上がりの1
点が赤くなっているようでそこを触ると少し痛みます。
実は30年ほど前にA歯科で左上1、右上1,2の3本を差し歯にしました。14年前左上1
の差し歯が取れたのでB歯科で“棒を入れる”治療をしました。その時神経をぬきました。
他の2本は神経あります。
今回もB歯科に行ったら、「14年もたっているから差し歯を取って根の治療をしなくて
はね。」といわれました。その後何か歯茎に注射をされて次回治療の説明をするといわれ
ました。そのあとB歯科の治療方法は聞きに行っていません。
その後会社の歯の検診(今年から始まった)で、保存学の勉強をされたC歯科の先生に診て
いただいたら、膿胞があり、治療には2つの方法がある。といわれました。
1.差歯を取って治療する。これが一般的な方法、しかし棒を抜くとき折れる可能性がある。
2.外科的に膿胞の部分を取り除く。時間はと聞いたら30分位。
この2つの方法はどちらが良いのでしょうか?
関係ないかもしれませんが、昨年左耳下に8mm位のしこりを発見。形成外科にいったら、
リンパ節といわれ、変化がなければそのままで大丈夫といわれましたが、これも歯から来て
いる可能性はありますか?
以上よろしくお願いいたします。
感想:
なにしろQ&Aに先生みずから時間を割いてお答えになっているのにはとても感心しました。
私を含め患者はみな自分の症状、治療法はどれが良いのか分からなくて不安を持っています。
これからも不安な患者のためにこのQ&Aコーナーを続けてくださるようお願いいたします。
耳下のしこりは、歯とは直接関係ないでしょう。
確かにしかし棒を抜くとき折れる可能性がありますが、5%以下。それに比べて
手術をした場合の失敗率は95%以上。根尖部ののう胞の対処について
は考える余地は全くありません。さし歯をはずして的確な根管治療を行なう以外に根本的な方
法はありません。最も的確な根管治療を行なってもらえる可能性も50%くらいですから、どち
らを選んでもイバラの道になる可能性があります。ですから、余程根管治療が上手くて熱心な
先生を探しておかないと先々苦労しますよ。保存学の勉強をされたC歯科の先生だったら良い
かもしれません。
回答:
年末にかけて込み合ってきます。あらかじめ受付と相談して予約日を決めてください。
пF0792-88-4682
回答:
嚢胞に関係した腫れなのか、治療の必要のない骨隆起なのか分かりません。嚢胞による腫れ
だとしても毎日消毒する必要はありません。どのような対処になるか実際に治療してみないと
分かりません。