日付、時間:2004年12月1日 13:55
氏名: J
所在都道府県: 神奈川
職 業: 主婦
年 齢: 57歳
性別: female
質問:
現在、歯科医院に通院しており治療方法の選択を迫らせています。上右側第1小臼歯(4)か
第2小臼歯(5)が生まれつきありません。
4がないとした場合、5と6の歯間に食べかすが溜まり歯間ブラシを使用すると腫れてしまい
ます。その為6の金属冠を外している状態です。5は歯がなく根に金属棒だけ残っています
(今年1月と10月に腫れて膿を出す)。以下の2つの処置の方法を進められ悩んでいます。
感想:
母の代理で相談メールを送りました。
私は2002年11月の河田歯科医院にて「掻爬・充填」の治療をして
頂きました。その節は大変お世話になりました。
腫れる原因が何かが問題ですね。根管治療に問題があるようだとそちらを治療してから
ということになります。また構造上やむを得ないものであれば、だましだまし使うことも
選択肢として考えられます。また、外れやすいとか諸々のトラブルも納得の上で6番を
使う方向で治療するのがベストだと思います。
使えるうちはできるだけ使うという誰もが望む治療のようにみえますが、実は誰もが嫌う
治療であるという社会構造を知っておく必要があります。患者サイドも納得しているという
ものの、現実数か月で破たんした場合歯医者の責任を追及する気持ちになるでしょう。歯医
者もそのことを知っていますから、できれば10年以上保つ可能性のある治療しかしたがりま
せん。5年使えるかもしれないが5年以内に破たんする可能性のある歯は後腐れなく抜いた
方が楽という気持ちです。更に保険制度も、治療した限り2年間保証しろと一見患者さんの
ためになる規則を押し付けています。2年以内に作り替える事態になれば歯医者は大損です。
ですから2年はおろか5年もたない可能性のある治療はしたがりません。つまり抜歯です。
最善を尽くしたら結果がどうあれ許されるべきだと思うのですが、結果が2年以内に
トラブルが生じた場合皆が冷ややかな目でみる社会通念が善意の治療を妨げていることを
理解して下さい。その上で、できるだけ抜かないで使える歯はできるだけ使うという選択
をするのが最善の選択だと思います。
白い歯に関しては、保険外の高い治療費を払う積りがあれば簡単です。が、そのような
怪しげな歯に高い治療費を払うかどうかおおいに疑問です。無理だとは思いますが、担当医
に相談してみれば何か解決策があるかもしれません。