結局有効に進行を阻止する為には毎月の歯石除去は欠かすことができません。

歯肉切除手術

日付、時間:2004年12月7日 17:37  氏名:  E.S   
所在都道府県: 神奈川   職 業:  会社員  年 齢: 39歳      性別:   female  

歯肉切除手術 質問:
 歯周病と診断されて、1ヶ月が過ぎました。奥歯にポケットの深い部分(6〜8)があり、骨が 溶けているとの事でした。この1ヶ月間で、プロービングを2回行った結果、今週手術すること になりました。左側の第2大臼歯部分です。歯磨き指導もあり、1ヶ月間で少し良くなっている とのこと。その結果を踏まえての判断だと思います。
 私が不安なのは、その手術が、説明を受けたところフラップ手術ではなく、歯肉切除手術で あることです。調べたところ、歯肉切除手術は「付着歯肉の喪失,術後の歯頸部知覚過敏症、 歯肉退縮などの審美性の問題など術後の臨床上の問題点を有している」という問題があるとの 事。また抜髄をせずに手術をすると歯周疾患の進行が早いのでしょうか。 本当に切除してしまって良いのかどうか、迷っています。よろしくお願いします。

回答
 私は、徹底した歯石除去と毎月の歯石除去だけで十分だと思います。

フラップ手術の場合は、通常の歯石除去で取りきれていない歯石を除去する目的があります ので、一定条件の下では有効な手術だと思います。しかし、歯肉切除術はえてしてフラップ 手術ができない先生が多少でも良かれと思ってやる中途半端な手術であると同時に、歯肉を 切除して歯ブラシで汚れが除去しやすい環境をつくることを目的としています。だけど所詮 いくら歯磨きをしても残る汚れの量に差ほど変化なく、それだけでは徒労に終わってしまい ます。結局有効に進行を阻止する為には毎月の歯石除去は欠かすことができません。

 審美性は一番奥ですので問題にはなりませんが、知覚過敏は可能性があります。さりとて うかつに抜髄すれば根尖病巣を作ってしまいますので、いよいよの時の抜髄はやむを得ない としても無用に必然性を作ってしまう可能性があるものについてはできるだけ避けた方が 無難です。


返信:2004年12月10日 13:49
 早速の返信ありがとうございました。本日、治療を手術から歯石除去に変更したいと医師に 伝えました。不機嫌になるのではないかと心配でしたが、快く承知していただけました。

見れば見るほど、大切な情報が公開されているHPであると感心するとともに、とても感謝して おります。私の歯周病治癒はまだまだこれからが大変ですが、このHPを見ながらがんばります。 本当にありがとうございました。