最も理想に近いセメントなのかもしれません。

アイオノマーセメント

日付、時間:2004年12月8日 12:56  氏名:  KK   
所在都道府県: 東京   職 業:  主婦  年 齢: 31歳      性別:   female  

アイオノマーセメント 質問:
 こんにちわ。インレーが入っていた歯に虫歯が見つかりインレーを外して虫歯を取る治療 を受けました。新しいインレーを入れる際に、神経を保護するためにアイオノマーというも のを詰めてからインレーを装着したそうです。
アイオノマーとはどういうものですか?
それは一般的に行われている治療法ですか?教えてください。

回答
 従来歯科治療に使われるセメントには接着力がありません。歯質に直接接着力を保つセメン トが待望される中、30年以上前に開発されたのがアイオノマーセメントでした。より強力な 接着力を持つレジン系セメント類も同時期から開発されていましたが、歯髄に対する為害作用 が強すぎて使い物にならなかったのに対して、為害作用が少なく当初から臨床応用されていま した。
 最近は為害作用を克服したレジン系セメントが重宝されているようですが、相変わらず根強 い人気を持ったセメントです。私個人的には、レジン系セメントは強力な接着力ゆえに接着部 周辺に残存してしまうという欠点があるので使っていません。アイオノマーセメントも当然進 化していますので、適度な接着性と歯髄に優しいという特性から或る意味では最も理想に近い セメントなのかもしれません。


返信:2004年12月9日 12:21
 アイオノマーについての御回答ありがとうございました。
私の場合、歯髄を保護する目的(インレーを入れた後に、水にしみたりしないように)で アイオノマーをインレーの下に敷いた、と説明を受けました。そのような使い方は、通常よく 行われている方法ですか?
アイオノマーという言葉を初めて耳にしたので、一体何だろうかと疑問に思っていました。 教えてください。よろしくお願いいたします。

回答:
 歯髄を保護する目的で使うセメント類には色々ありますが、アイオノマーは最もポピュラー な材料です。