日付、時間:2004年12月14日 18:10
氏名: IA
所在都道府県: 宮城
職 業: その他
年 齢: 60歳
性別: male
質問:
これまで左上の5,6がなく4,7でブリッジをしていました。今回7の歯周病の進行を指摘され
7の抜歯をいわれました。念のため3ヶ所で診ていただきましたがいずれも抜歯の必要性ありと
の事でやむなく抜歯いたしました。
下は親知らず2本と1本、上は4本の抜歯、現在上2本の親知らずを入れ25本残っています。
今回抜歯した隣の8はお蔭さんで綺麗に出て役目をはたしてくれています。残された歯を大切
に大事にしたいと思います。
今回の質問ですが5,6,7、に対してインプラントか入れ歯にするかですがインプラント2本
を進められています。手前は骨があるが7には骨がないので造る(GBR)といわれました。骨造
成の手術と手前の1本を埋めるのを同時するといわれております。骨造成にはチタン膜、チタ
ンピン、人工骨ボーンジェクト、手前の埋めるときに削った骨を使うといわれています。
河田先生の質問のお答えを見ますと上顎の5より後の位置はインプラントの植立の可能性は
低いとありますが骨造成をしてインプラントを植立しても大丈夫でしょうか。
また手前の1本だけインプラントにし他の治療でカバーする事は出来ないのでしょうか、
河田先生ならどのような治療をされるのか宜しくお願いします。入れ歯治療も含めてお願いし
ます。
感想:
他の多くの方への親身のある御回答に感銘いたしております。12月中に手術日決めなくては
なりませんお忙しい所申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
“手前の埋めるときに削った骨”はいいけど、人工骨ボーンジェクトはあまり信じていませ
ん。私の場合できるだけ最小限で済ませたいという方針もあって、無理な骨
造成は行ないません。一応6番まであれば噛めるという補綴常識もありますので、5・6番
のインプラントだけにするでしょう。7番を抜歯して8番をそのまま放置しておくと、結構7番
位置に移動して使えるケースを多く目にします。仮にそれが思惑通りいかなかったとしても、
6番まであれば十分、逆に骨造成している間に8番が移動して次にインプラントを植えるスペー
スがなくなってしまう可能性もあります。
Simple is the best.折角5番6番位置にインプラントが植えられるスペースがあるの
だから、そこだけにしておいた方が無難ではないでしょうか。最もブリッジにする前にインプ
ラントを選択しておけば良かったですね。インプラントが2本入るのであれば、入れ歯は選択
しない方がいいでしょう。