日付、時間:Fri Sep 17 23:36:21 Japan 1999
氏名: suke
所在都道府県:東京
職 業:会社員
年 齢:25歳
性別: male
質問:
こんにちわ。ペリオドンという薬について質問があります。
結構、強い薬だと聞きました、具体的にどのようなものなのでしょうか。河田先生のホームページ
を見ますと、亜ヒ酸の一種ではないかと思うのですが。今、このペリオドンを残っていると思われる
歯の神経を殺すために使用しています(歯の神経を抜いて、約2月間たったのに歯を叩くと未だ
痛みがあるので、まだ神経があるのかもしれないということで)。
ちなみに、歯の神経を抜いた原因は、歯の打撲です。この薬が、亜ヒ酸の一種であれば毒物
ですが、このようなものを口内に入れていて害はないのでしょうか。あと、10日後ぐらいに来て
くださいと当方の先生から言われましたが、河田先生のホームページなどを見ていると、2〜3
日以内(72時間以内)に、再度治療を受けないといけないとあります。10日もの期間、使用し
ていて良いものなのか不安です。お忙しい中、申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
“ペリオドン”って懐かしい名前です。20年程前の一時期、好んで使っていたことがありました。
1本の1/3も使わないうちにあまり効果が期待できないので止めて、頭も片隅にもない存在になって
いました。
“ペリオドン”は、「パラホルムアルデヒドと塩酸ジブカインを配した乳化パスタ状の製剤です。
とくに麻酔抜髄後に継発する残髄炎の予防処置のため綿繊に少量貼布し24時間包摂すると有効です。
また、頑固な腐敗根管や薬物性の歯根膜炎に著効をあらわします。」と効能書きに書かれています。
“アルデヒド”はホルマリンの一種、“塩酸ジブカイン”は局所麻酔薬の一種ですからご心配のような
薬物ではありません。“10日もの期間”使用しても薬効が無くなるので効果が期待できないだけで
それ程の害はないように思います。
それよりも、“残っていると思われる歯の神経”は機械的に完全除去するのが一番ですので
リーマやファイルによる徹底除去をもっと優先すべきだと思いますが、何分他院での治療方針
ですのであまり口出しはしたくないですね。
返信:
ありがとうございました。
あまり効果が期待できないのですか。しかし私の場合、この薬を使ってから1日もしないうちに、
歯を叩いても痛くなくなりました。局所麻酔薬ということで、痛くないのかもしれませんが。
害はないということで、安心しました。局所麻酔薬の一種で、歯の神経を殺す効能はないのですか。
そうすると、薬効が無くなれば、また痛みが再発する可能性があるということですか?
回答:
根管内に残った神経(有機質)が腐敗(?)して、生体にとって異物と認識される状態になったために
起こった炎症です。“ペリオドン”の効果は、麻酔効果で鎮静すると同時に、ホルマリン効果で
有機質の異物性を緩和(排除)しているだけです。異物を機械的に除去するのがより根本的な
治療方法だと認識しています。