日付、時間:Thu Sep 23 2:00:04 Japan 1999
氏名: カナダ居住中です
所在都道府県:東京
職 業:主婦
年 齢:36歳
性別: female
術前 | 術後 |
黒くなった部分を除去 | レジン充填 |
ご意見・ご感想:
私の様な海外在住者にとって、日本語で親切丁寧に歯科治療について説明
して下さるホームページはとっても助かります。
15年前で17万円は結構な値段ですね。「少々高くっても長くもてば…できれば一生…」と
いう気持ちたっだと思いますし、事実被せたものは15年経っても満足のいく状態のようですね。
メタルボンドでも早期破折や脱落の危険性はありますが、補綴物そのものは比較的長期使用
が可能な場合が多いように思います。問題は、装着時歯肉縁ギリギリに作られていたものが
歯肉退縮による金属部分の露出や二次カリエスの発生によって審美性を損なうことです。
歯周疾患の一般的な進行速度を考えると10年が限界だと思います。「15年も使ったのだから
新しく作り変えた方が…」とは思いますがなかなかあきらめきれないのも事実です。
姑息的な方法ですが、黒くなった部分を削り取って黒さや暗さを隠すオペーク(不透明な白)を塗って
ムシ歯の治療に使うレジンを充填するのが一般的な方法です。メタルボンドとの色調を合わすことが
難しく(ほとんど無理)必ずしも満足できる仕上がりとはいえませんが、“しないよりはまし”といった
ところでしょうか。
返信:
早速のご返事ありがとうございました。
入れたものが入れたものだけに、なかなか勇気が出せないのが事実ですが、今はまだほんの少し
だけ黒く見える程度なので、もうしばらくは我慢が出来るかなと思いました。が、やはり将来は
入れ替えなければならない事は理解出来ました。
ところで、とっても素人的な考えで大笑いされそうですが、今の差し歯を上手に抜き取って再利用
する、などと言う手段は無理なのでしょうか?
私自身もそれは無理だろうと思うのですが、何とか手段がないだろうかと考えてしまいます。一
生とは考えませんでしたが、それでももう少し使えたら、と思ってしまいます。
お忙しい中、ご返事頂いて本当に有難うございました。
回答:
“再利用”は全く不可能です。除去した金属を溶かして再利用することは可能ですが、量的に除去
した金属だけでは不十分です。使用されている金属の成分もハッキリしない状況では、新たな金属を
足しても物理的性状に不安が残り早期破折の可能性もあります。
メタルボンドに使用されている金属は、金よりも高価とはいえ原価は¥2000円程度です。それにも
関わらず高価である原因は、高い技術料と税金です。あきらめてください。