各種化学物質の氾濫により現代人の抵抗力は疲れ果てています。
矯正用金属とアレルギー

日付、時間:Tue Sep 28 13:44:51 Japan 1999    氏名: りえこ   
所在都道府県:兵庫   職 業:会社員   年 齢:26歳      性別: female  

質問:
お忙しい所申し訳ありませんが私の疑問を聞いて頂けませんでしょうか?
歯列矯正を始めて、3年になります。中、半年程、休止期間がありましたが、再開してから、 顔に湿疹が出るようになり、一向になおりません。(皮膚炎)この湿疹がもしかしたら 歯科金属によるアレルギーなのではと疑い始めたのはごく最近の事です。

ですから、自分が金属アレルギーがどうか検査した訳でもないですし、何の確信もないの ですが、はりがねを一ヶ月に一回、取り替えに行った後(その日の夜から)2〜3日が最も ひどくなります。ある人に聞いた所、矯正の金属はニッケルを使用しているそうなので、 そのニッケルにアレルギーがあれば、反応が出るのでは?と言われました。もし、歯科金属 によるアレルギーがあるとすればどういう形で、又どういうタイミングで反応が出るのでしょうか?
私のように、湿疹(皮膚炎)がひどくなるという例はありますでしょうか?
もうかれこれ、半年以上この皮膚炎と付き合っています(脂漏性湿疹です)。 お忙しい所申し訳ありませんが、お返事お願い致します。宜しくお願いします。

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回答   金属アレルギーは、金属そのものに触れても反応することはない のですが、汗や唾液によって溶け出した金属イオンが問題を引き起こすといわれています。

 大気汚染や各種化学物質の氾濫により現代人の抵抗力は疲れ果てた状態と考えられます。 そこに新たなアレルギー物質が加わって症状を現したように思われます。歯科で使う金属以外に、 化粧品や洗剤などの関与も考えられますが、「はりがねを一ヶ月に一回、取り替えに行った後、 2〜3日が最もひどくなります」ということですのでやはり矯正用の金属の可能性が高いでしょうね。

 金属アレルギーは何もニッケルだけではなく、生体親和性の最も良いとされるチタンでも 起こります。大学病院や大きな総合病院の皮膚科で、金属アレルギーの検査をしてもらって、 アレルギーの可能性が高い金属を極力避ける様にした方が良さそうですね。
 矯正用の金属は種類が少ないので、必ずしも代替品があるとは限りませんので、今までに 治療した歯の金属をアレルギーの少ない物に代えて金属イオンの総量を減らすことも必要かも しれません。

 湿疹の発症パターンとかタイミングは千差万別ですので画一的な 表現はできません。あなたの発症も一つのパターンですし、もっと慢性的にじんわり現れるよう な場合もあります。

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