メインテナンスは、立派な治療。
歯 石 取 り

日付、時間:Sun Oct 3 22:28:43 Japan 1999    氏名: MM   
所在都道府県:北海道   職 業:その他   年 齢:39歳      性別: male  

健診 or メインテナンス?
年に2回を日本歯科医師会では推奨しています。
これだとその都度 初診扱いとして検査をしますので保険の適応にはなりますが1回あたりの費用は¥2000程度 になります
質問:
 現在、虫歯の治療中で、前歯はレジン充填、右下6、7番及び左下6、7番は詰め物 の取り替え。左上6番は平成3年に抜歯しブリッジを入れていますが、これも取り替えという治療 を受けています。
 虫歯に悩まされているので、今後は歯磨きに気を付け、二度と虫歯や歯周病に悩まされたく ないと思っていますが、どうも歯磨きだけいくらがんばっても限界があるようですね。やはり、 信頼できる歯科医院で定期的に歯石を取ってもらわなければ。
 そこで質問なのですが、特に治療する虫歯などがない場合でも、保険で歯石取りなどはしてもら えるのでしょうか
それと、一回当たりの費用と時間はどれくらいかかるものでしょうか。
余り自己負担が大きかったり時間がかかるようなら、例え定期的に歯石を取ってもらった方が 良いと思っても諦めざるを得ませんよね。 

メールアドレス: maya@ykn.gr.jp   ホームページURL: http://

回答  保険でメインテナンスを受けるとするならば、基本的に1回の費用は¥1000円以内です。 しかし、現実にそのようなメインテナンスを行っているところが少ないのと、保険療養規則の解釈 によって取り扱いは一様ではありません。日本の医療保険制度は原則疾病保険であって 予防的な処置は保険給付の対象外となっているからです。

 スケーリング(歯石の除去)は保険規則で全顎約¥3000円(患者負担は2〜3割)と認められて いますが、原則1初診1回です。それ以上は無料というか1回¥100円の洗浄に含まれれる?と 解釈されているようです(??この記述には自信なし!)。ですからメインテ ナンス時に行うスケーリングは無料なのか保険給付外として患者さんに請求するかによって 費用が大きく異なります。

 また一方で、「 35歳以上の82%が歯周病・35歳以上では抜歯原因の 70%歯周病」といわれながらメインテナンスを継続することを認めたくない 厚生省の方針があります。 糖尿病と診断されそのまま放置しておくと死にいたる危険性がある場合、疾患をコントロールして 現状維持を図ることは治療として認められています。「命には関係ない」ことから歯科疾患が軽視 されている象徴のような対応です。
 高齢化社会を迎え、最終的には必ず歯周疾患により抜歯することが避けられない現状において、 歯周疾患の進行を抑制して歯牙喪失を最小限に留めることはもはや予防ではなく立派な治療で あることを認識しなくてはいけません。

 以上の結果メインテナンスが保険給付内なのか給付外なのかあいまいなまま、 歯科医院毎に対応もまちまちです。最寄の担当医と相談の上判断して下さい。
 「ムシ歯があるみたい」とか「歯茎の状態が少しおかしいので」と言うと“○○の疑い”ということで 保険適応になりますが、「何処か悪いところがないか診てください」と言うと保険給付外の扱いになる 可能性があるので注意しましょう!それより、“35歳以上の82%が歯周病”で“歯周疾患”という 疾患があるわけですから保険給付内だとは思うのですが…。

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