歯科医師は犬歯を事の他、大切な歯だと考えています。
犬歯の抜歯

日付、時間:Fri Oct 8 23:10:10 Japan 1999    氏名: 金子   
所在都道府県:千葉   職 業:主婦   年 齢:44歳      性別: female  

犬歯の萠出
普通は10歳頃です
質問:
はじめまして。 17才の娘の件です。左側の犬歯が生えてきました。 犬歯の生える場所は見た目で5ミリ弱程度の隙間があります。 歯医者さんで見てもらった ところ根が深く、顎に対して歯が大きいそうです。その犬歯は頬側に生えてくる予定だとの ことです。
 抜いた方がいいのか、それとも時間をかけて矯正した方がいいのか迷っています。 歯医者さんでは生えてから抜くか、今(犬歯先1ミリ程度出ています)抜くか、それとも矯正 するなら 「うちでは出来ない」といわれています。
 どうするのが最良なのか教えて下さい。なお、本人の希望は 今までなかったので不便は 感じないので 抜きたい・・・と言っております。 

メールアドレス: taketiyo@peach.ocn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  17歳で犬歯の萠出はちょっと遅いですね。
歯科界の一般的な価値観から申し上げると、「第一小臼歯(犬歯の後ろ)を抜歯して、犬歯を 正常位置に誘導(矯正)する」というのが正しい解答のように思います。 歯科医師は犬歯を事の他、大切な歯だと考えているというか、教え込まれているからです。
 歯根が長く強靭な力をもつ犬歯は、かみ合わせを誘導したり、歳をとって多くの歯が失われ ても最後まで残るケースが多く入れ歯などを作る際とっても重要です。

 臨床的な立場から申し上げると、やはり悪い歯並び(八重歯など)は何らかの方法で解消すべき であることは同じです。ただ、矯正することによる時間的・費用的・精神的なディメリットと犬歯の代 わりに第一小臼歯を抜くことなどを総合的に考えたときに「そこまでしなくっても」と思っています。
 咬合の誘導は通常第一小臼歯が役目を果たしますし、歳をとって多くの歯が失われることを想定 する前に失わない努力をすべきだと思います。

 犬歯を抜けば、数年のうちに隙間が閉鎖して日常に支障をきたすことはありません。最も大切な “失わない努力”とは、私が常々申し上げておりますように定期的な歯石の除去(プロフェッショナル ・トゥースクリーニング)を継続することです。

返信:
 ご丁寧なお返事ありがとうございました。 先生の回答を参考にして いま少し考えたいと思っております。 本当に早速のお返事に ありがたく 感激いたしました。

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