異物性の強さに比例して炎症の大きさが決定され、骨組織の破壊程度と形態が決まる。
三壁性骨欠損

骨欠損の形態
日付、時間:Wed Oct 13 16:41:31 Japan 1999    氏名: K.S   
所在都道府県:新潟   職 業:学生   年 齢:23歳      性別: male  

質問:
三壁性骨欠損の成因と、主な対処法についておしえてください。

メールアドレス: cbf49340@pop02.odn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  「歯周疾患進行に伴う三壁性骨欠損は、比較的良好な予後が見込まれますのでフラップ オペと同時に“GTR”や“人工骨の補填”を行う」と解答するのが模範的かもしれません。

 しかし実際の三壁性骨欠損となると、歯根の破折や亀裂、それに根管治療の不備が 原因であることが多いように思います。“原因の除去”こそが最善の治療ですので、 簡単な亀裂であれば亀裂の閉鎖。そうでなければ抜歯、もしくはヘミセクション。 根管治療の不備であれば、当然根管治療を行うべきです。

 歯根のどこかに異物性が存在すれば、炎症を起こして周囲の骨組織を破壊します。 その異物の存在する範囲と異物性の強さに比例して炎症の大きさが決定され、骨組織の破壊 程度と形態が決まるはずです。
 “三壁性・二壁性・一壁性・水平性”は、異物性の強さと存在範囲の違いです。破壊程度の 一番低い三壁性骨欠損の予後が他に比べて最も良いのは当然のように思われます。 ところが、三壁性で人工骨の補填などを行うと、案外予後不良が多いのに気が着きます。それは 原因が根管治療の不備だったりするからです。

返信:
お返事、ほんとうにありがとうございます。今、睡魔と闘いながらレポートをかいています。
いつも勉強させていただいてほんとうに感謝しています。ありがとうございました。

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