“歯列矯正をする=小臼歯の抜歯”と考えた方が良いように思います。
4番の抜歯

日付、時間:Fri Oct 15 6:07:15 Japan 1999    氏名: r.s   
所在都道府県:神奈川   職 業:主婦   年 齢:49歳      性別: female  

歯の退化
アゴの退化に伴い智歯は不要のものになってしまいました。智歯の次は小臼歯の退化傾向が強いと言われています。
質問:
高校一年、15歳の息子の歯列矯正のことで判断に悩んでいます。
 小学校五年生から、矯正を始めて、現在、第2段階に、はいるところです。上下4番目の 永久歯を、抜歯するべきか、どうかということなのですが、担当医は、「どちらでも大丈夫だが、 今まで、上顎の歯を前に出してきている状態なので、抜歯したほうが、鼻の下の角度が、 鋭角になる。」という、説明でした。
 本人は、顔の感じからは、抜歯したほうが良いと、言っておりますが、親としては、永久歯は 残せるのなら、残したほうがよいのではないか、と、思いますが、どう判断したらよいでしょうか。

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回答  矯正医からの依頼で、生えて間のない小臼歯を抜くのは私達にとってもあまり気分の良い ものではありません。大切な歯ですから1本でも多くあった方が何か安心感があるというか、 歯の数が減少することに不安を覚えます。

 日本人の場合アゴの歯の大きさの関係から、“歯列矯正をする=小臼歯の抜歯”と考えた 方が良いように思います。勿論抜歯を必要としない症例もありますので、“全て”という訳では ありませんが、治療の速さや仕上がりの美しさなどを総合的に考えて抜歯を迷うような症例では 抜歯を選択した方が懸命です。
 歯牙喪失の原因である、ムシ歯と歯周疾患は歯並びが悪いと助長されます。 狭いスペースに無理やり押し込めて歯牙同士が近接していると、それと同様にムシ歯と歯周疾患 を助長してしまいます。

 生涯歯を喪失することがなければ、スペアとしての歯は不必要ですし、歯の数も関係ありません。 折角高いお金を支払って矯正するのですから、美しく・長持ちする方法を選ぶべきではないでしょうか。
 なお、将来のメインテナンスは歯磨きだけでは不足です。毎月歯石を取るような習慣を是非実行 してください。

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