ポイントは、機械的清掃と綿密な根管閉鎖。
根管治療に2年

日付、時間:Sun Oct 17 0:47:07 Japan 1999    氏名: N   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:30歳      性別: female  

情報 質問:
ずっと同じ歯で治療を続けています。 歯の根っこの先に膿がたまっており鈍痛がひどく、膿を取り除いてもらったのですが、それからも 痛みがすっきりおさまらず、それで2年位消毒をしてもよくなりません。
1年前に引っ越したこともあって歯医者を変え、みてもらい、「もう大丈夫」といわれ、かぶせてもらった のですが、やはりまた鈍痛がありました。 歯茎も少し腫れて痛みが強まったので、かぶせをとってもらい、また消毒をくりかえしています。 膿はなく、歯はもう大丈夫なようなのですが、歯の上の歯茎が痛く、腫れたり、腫れがおさまって も、鈍痛が続きます。触ってもはっきり痛みを感じます。
先生は原因がわからないといい、歯の消毒を繰り返すのみで全くよくなりません。 先日ブラッシング指導をうけ、ブラッシングも歯にちゃんとあたるようになったのですが。 よく疲れやストレスも影響があるといいますが、それならばずっとよくならないのでしょうか。
また歯の根っこはもうきれいなようなので、歯茎が痛くてもかぶせてもらったほうがいいので しょうか。

回答  どうも根管治療がうまくいってないようですね。
私の治療方針からすると、2週間以上に及ぶ根管治療って考えられません。といいますか 根管治療の予後は初回の1回で判断できるはずだと思っています。根管内の機械的清掃 (リーマやファイル使用)した段階で治療の成否が決定します。
 根管内の機械的清掃ができていれば数か月以上に及ぶ消毒は必要ありませんし、またその 状態ではいくら消毒しても改善の見込みはないと断言できます。何らかの原因で機械的清掃が 不可能であれば治療をあきらめて、そのまま痛みをこらえて被せるか抜歯(歯種によっては ヘミセクション)などを検討した方が懸命です。

 根管治療を的確に処置(もしくは判断)してくれるドクターが非常に少ないのが現状です。 大学病院などは比較的信頼おけるといえます。治癒の見込みがあるか否かは、1回か2回 の治療でほぼ分かるはずですので、評判を聞いて何軒かの医院をまわって色々な意見を 聞いてみるのが良いと思います。

 ストレスや体調は回復の方向に向いた時の回復速度に影響しますが、 回復するか否かは機械的清掃と綿密な根管閉鎖(根管充填)の出来によります。 また、ブラッシングは歯を守る上では重要なことですが、今回の症状改善にはほとんど無縁です。

返信:
お返事ありがとうございました。丁寧な回答をいただき感謝感激です!!
今の先生が歯の根の方は問題ないというので、鈍痛や歯茎の痛みは歯茎に問題があるのかと 思ったのですが、やはり根の治療に問題があるということですね。
今通っているところは大変近くにあり、途中で転院するのは気まずい為、一度被せてもらうことに しようかと思います。 そしてやはり痛みが続けば大学病院を探して診てもらおうと思います。 またご相談するかもしれませんが、本当にありがとうございました。

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