“徹底した歯石の除去と月に一度のプロフェッショナル・トゥースクリーニング”
矯正と歯周疾患

日付、時間:Mon Oct 18 7:14:41 Japan 1999    氏名: I   
所在都道府県:大阪   職 業:主婦   年 齢:27歳      性別: female  

質問:
こんにちは。昨日、 歯肉後退について、回答いただきました、Iです。 丁寧、かつわかりやすい回答ありがとうございました。
先生の、HP参照させていただいたところ、私の口の中の歯肉の状態は、どうも、50才代の 方の歯肉の状態にまで進んでいるよう…。かなりショックを受けました。 軽度のときにかかっていた歯科医に、適切な指導をしてもらっていたら…、と、 思えてなりません。(当時ちゃんと歯肉後退のことを質問したのですが…。ろくに答えてもらえ ませんでした。)

<質問>その問題の後退の進んでいる下の中切歯なのですが、将来的には抜け落ちて しまうのでしょうか?この中切歯が一番後退が進んでいます。今かかっている歯科医は 熱心な方で、只今矯正を進められ、親知らずを抜いている段階です。矯正の為に将来抜く 予定になっている第一小臼歯の代わりに、この中切歯を抜くということはできないのでしょうか?
たびたび申し訳ありませんがよろしくご回答お願いいたします。

メールアドレス: iwaiwa@pop02.odn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  実際に診ていないのでどの程度かは分かりませんが、まだ今からでも十分間に合うと思いますよ。 若い頃から歯槽膿漏を指摘された症例でも「歯槽膿漏の兆候がありますので頑張ってハミガキして 下さい」と言われ、有効な手立てがないままに30代前半でグラグラというのが早い方のパターンです。
 それからすると、未だ20代後半ですのでコントロールは十分可能だと思います。
具体的な方法は、ホームページ上でくどいほど申し上げている通り、“徹底した歯石の除去と 月に一度のプロフェッショナル・トゥースクリーニング”です。
 私は多くの症例と実績からコントロールに自信を持っていますが、残念なことにこの方法は 多くの歯科医が知らないというか信じていないのが実態です。かといってそれに代わる有効な 手段もなくあきらめ半分のように見受けられます。

 “小臼歯の代わりに、中切歯を抜く”ことはおそらく可能です。上顎ですとあまりにも目立つので 無理ですが、下顎ですと左右のバランスが若干ずれても審美的な問題をカバーできますので 相談してみる価値はありそうです。
 現在の進行状況とコントロール次第では問題の歯も永く機能する可能性もあります。そかし、 一般的に、下顎の前歯と上顎の大臼歯の進行が早く、上下とも小臼歯部分の歯周疾患進行が 遅いので良い方法かも知れません。

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