あらかじめ起こりうるリスクをもっと説明しておくべき?
穿孔の治療

日付、時間:Fri Oct 22 19:10:14 Japan 1999    氏名: m.s   
所在都道府県:埼玉   職 業:学生   年 齢:23歳      性別: male  

質問:
先生、こんにちは。以前、左下第一大臼歯の穿孔の治療 について質問したm.sです。たびたびで申し訳ないのですが、質問させてください。
今、通っている歯科医院では、何年か前に(別の歯科医院で)おこなった歯の根の治療のやり直し をしてもらっているのですが、今回の痛み(噛むと痛い)は、何日かに分けておこなった治療の間 に出てきました。
先生は、そこの医院で治療する前から穴は空いていて、今回のやり直しの治療がきっかけで 痛くなったのだろう、と言っています。しかし、根の中を掃除している時に何回か激しい痛みを 感じたりしましたし、根の中にカルシウムが詰まっていて、それを処置するために削ったりもし ていました。
また、ファイルを入れたままレントゲンを撮った時に少し口を閉じてしまい、それが根の奥に 刺さった感じもしました。ですから、以前から穴が空いていたという説明には素直に納得できません。 歯科医院の先生がおっしゃるような事はあるのでしょうか?
どちらの医院の治療が原因なのか特定できるのでしょうか?また穿孔が現在の歯科医院で 作られた物だとしたら、その治療費は負担してもらえるのでしょうか?
よろしくお願いします。

ご意見・ご感想:
いつも早い回答ありがとうございます。歯科の仕事とホームページの 運営をこなす先生のスタミナには圧倒させられます。応援します。頑張ってください。

メールアドレス: d9607731@kokugakuin.ac.jp   ホームページURL: http://

回答  問題の左下第一大臼歯に痛みがあるということですか?
第一大臼歯近心に穴が開いていて、根管治療にも問題があって痛みがあるのであれば ヘミセクションのうえ手前の小臼歯とBridgeにする方が懸命 みたいですね。

 同じ治療を行う立場から感じることは、あらかじめ起こりうるリスクをもっと説明しておくべきだった のでしょうが、現実にはそれも限界があります。また、リスクの高い治療を避けていたのでは、患者さん にとって良い歯医者とはなり得ないと思います。

 “穿孔”につきましては文面からしか情報の得られない私の立場からは何とも申し上げようが ございません。現状の治療レベルでは根管治療を確実に仕上げることは不可能ですし、その根管 治療に問題があったので再治療になったわけですから責任の所在を追及することは無理なように 思います。
 “仮に、治療の甲斐なく死んだとしてもその治療は支払わなくてはならない”ことを考えると治療費 の支払い義務はあると思います。

 それよりももっと前向きに考えるべきだと思いますよ。現在置かれた歯の状況を詳しく聞いて、 最善の解決方法を模索すべきではないでしょうか。

根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療