保険外治療は、最終補綴物装着時に一括して請求するような慣習になっています。
保険外の治療費

日付、時間:Fri Oct 22 21:08:56 Japan 1999    氏名: M,N,   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:47歳      性別: female  

質問:
5年ほど前に、第2小臼歯を抜歯し、両隣と合わせて3本のブリッジにしました。
最近歯茎がはれて診察してもらったところ第1小臼歯が虫歯になっているといわれ、とりあえず ブリッジをやりなおすことになりました。今度は犬歯までの4本のブリッジにしないともたないと 言われました。第2小臼歯の為に健康な第1小臼歯を犠牲にしてから、まだ5年しかたって いないのに、今度は健康な犬歯まで犠牲にしなければならないのかと情けない思いをして いました。
とりあえず、虫歯を治療してもらい腫れが引くのを待っていました。治療の見積もりも高く、 ますます落ち込んでいましたが、ひょんなことから他の先生に見てもらう機会がありました。 現在は新しい先生に治療してもらい、具合もよく料金的にも満足してますし、犬歯も無事に 残りました。
ところが、以前の歯科医院から、一万五千円の治療費が残っていると電話があったのです。 治療費は毎回精算していますし、何のことかわからす聞いてみると、「つづけて通ってくるもの と思い、新しい治療に入っていたのでその分だ。」と、言われました。たかだか、一万五千円 くらいですがどうにも騙されているようで納得がいきません。患者が知らないうちに新しい治療を 始めたというものまで支払う必要があるのでしょうか?
ちなみに、ブリッジの個所に関しては腫れが残っていた為、型どりもしていません。会社のビル にテナントで入っている歯科医院なのでもめたくないんですが、お金は納得してから支払いたい と思っています。支払う必要があるんでしょうか。

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回答  “治療の見積もりも高く”ということは、保険外の治療予定だったということですね。
おそらく 脱離による二次カリエスが原因で、歯冠崩壊 も相当著しかったのだろうと思います。Bridgeや連結冠はどうしてもこの手のトラブルが起こりやすい ので定期的なメインテナンスを受けるよう心がけてください。

 さて、“一万五千円”の件ですが、保険外治療を始める前に治療開始の承諾が全くなかったので あれば、支払う義務はないと思います。
 普通保険外の治療は、土台の型を採るところから始まります。その後にもう一度最終補綴物を 作るための型を採りますが、“型どりもしていません”ということであれば支払いに該当する治療 は含まれません。

 土台の作り方には2種類あって、直接口腔内で作った可能性もありますね。その場合は、 歯に修復を加えて形を整える段階(支台形成)からが保険外治療になります。金額や治療方法に 納得できない部分があったにしても、保険外の方向で治療を進めて支台形成まで行って 歯肉の回復を待っていた状態なら支台形成料には支払い義務が生じることになります。

 保険外治療は、支台形成以降の費用を最終補綴物装着時に一括して請求するような慣習に なっていますので、最後の治療時には保険内の治療と混在した状態だったかもしれません。 気の弱い私ですと請求をあきらめるでしょうが、保険外治療につきましては規約がなく、 各医院まちまちですので詳しい状況を聞かれてはいかがでしょうか。

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