日付、時間:Sun Oct 24 23:43:31 Japan 1999
氏名: c.s
所在都道府県:東京
職 業:会社員
年 齢:33歳
性別: female
質問:
最近、carisolvという虫歯の部分だけが溶ける新しい虫歯治療用の薬剤のことを
ききました。この薬剤は、噛み合わせの面だけでなく、歯と歯の間などにも使えますか?
それとも、歯と歯の間などは、結局今まで通りの方法で削るしかありませんか?
また、歯科で、虫歯があまりにも小さく、削るにはもったいないので、自分で十分管理して、
このまま進行しないようにする方が良い。と言われました。虫歯があるとわかっていて、そのまま
にしておくのも心配なのですが、十分きをつければ、本当に進行しないのでしょうか?
メールアドレス: shi-ma-zu@mua.biglobe.ne.jp
ホームページURL: http://
さて、隣接面の虫歯についてですが、もし全ての歯を抜いてチェックしたとすれば、
年齢的にもおそらく全ての隣接面に虫歯が存在するものと思われます。
小さな隣接面カリエスは形態的理由から削除量が大きい為、必ずしも治療の対象とはなりません。
フロスシルクなどを使って進行を抑制する一方で、定期的な健診を受けて“治療をするタイミング”
を見逃さないようにすることが大切です。
質問:
先日、carisolvの件で質問をしたものです。早速お返事をいただきありがとうございました。
年齢的にも全ての歯の隣接面が虫歯と思われる。ということですが、私にはとても恐ろしいことに
感じます。ほとんどの人がそうなのでしょうか?
また、今から気をつければ治療の必要がない程度におさえられますか?
このままでは、私の全ての歯が虫歯になってしまうということでしょうか?
もう一つ質問です。下の親知らずを抜く時に使うという伝達麻酔というのは、激痛ですか?
ご意見・ご感想:
とても参考になるホームページです。歯を大切にしようと強く思いました。
回答:
“全ての歯の隣接面が虫歯と思われる”というのはほとんど全ての人が該当するはずです。
ある程度石灰化も更新していますので、治療は必要となるのは5年とか10年先の話です。
勿論個人差もありますし、手入れの度合いにもよります。しかもその時期に一度治療をしておけば
数年は大丈夫です。更に(必要であれば)数年毎に再治療をほどこせば、抜髄するに至るのは
数十年先です。
あまり過度に心配しないでケアに気を付けてください。
伝達麻酔の件、これも心配は無用です。通常の麻酔を浸潤麻酔といい
ますが、炎症のない時とかない場所の浸潤麻酔はそれ程痛いものではありません。ところが,
炎症が強い時には何をしても腫れ物に触るように痛いものです。
ところが、伝達麻酔をうつ場所というのは通常炎症がありませんので痛みは少ないはずです。
しかも、注射する場所の粘膜組織が柔らかいので過度の圧力を必要としませんので普通の麻酔
よりは痛くないはずですよ。