“最善を尽くす”と“間違いの少ない結果を得る”のは正反対。
最善を尽くす

日付、時間:Mon Nov 8 17:14:07 Japan 1999    氏名: 松尾   
所在都道府県:愛知   職 業:主婦   年 齢:37歳      性別: female  

質問:
初めて、メ−ルさせていただきます。宜しくお願いします。
上の中切歯を1本欠損して、両脇2本でブリッジをかけていたのですが、先日、転倒して前歯を 強打しブリッジの部分が中に入り込んでしまいました。現在、治療中ですが、ブリッジの所をレン トゲンで見ると、中で折れているのか、脱臼しているだけなのか判断つかないとの事で最悪、 犬歯でブリッジをかけてしまわないといけないと言われました。
現行のブリッジ分は、根っこしか残っていないので、抜いても踏ん切りが着くのですが、側切歯 1本とブリッジ分の健康な犬歯が、さし歯の為に又、根っこのみの歯になるかと思うと、ショックです。 他に、何か良い方法はないのでしょうか?

メールアドレス: NMATSUO@melb.co.jp   ホームページURL: http://

回答  “間違いの少ない結果を得る”と“歯を保存を優先する”のとでは処置方針が大きく異なる ことをご理解いただきたいと思います。
 “間違いの少ない結果を得る”をご希望であれば、“折れている”可能性のある歯を抜いて 犬歯を含めたBridgeにするのがベストな方法だと思います。その場合には、ご指摘の通り 健全な犬歯などを削ってしまいますので永い目でみると色々な問題を残してしまいます。

 一方、“歯を保存を優先する”のであれば、まずは“折れている”可能性のある歯を整復固定 して数年、もしくは10年程度でも機能させる方向で治療を進めます。最悪、手間・暇・お金をかけて 期待通りの結果が得られない可能性もありますが、試してみる価値はあるかもしれません。 詳しい状況が分からないので、簡単にお勧めするわけにもいきませんが有力な選択肢だと思います。

 もし歯が残らない場合でも、一旦は入れ歯にして傷の回復を待って インプラントという選択肢も あります。インプラントにはそれなりのリスクと高額な費用という問題もありますが、その辺が 納得できるのであれば、トータル的な歯牙保存を考慮して人工歯根の移植も有効な方法だと 思います。

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