生涯機能することもあります。
35年後の後遺症

日付、時間:Tue Nov 16 12:28:50 Japan 1999    氏名: TK   
所在都道府県:東京   職 業:自由業   年 齢:47歳      性別: male  

質問:
上歯の左右第3大臼歯から犬歯までブリッジ治療をしました。 歯科医から、この際ついでにという事で、上歯前歯2本も治そうということになりました。
実は、この前歯2本は、今から35年前、中学生のとき鉄棒から落ちて、ちょうど前歯2本に鉄棒が あたって、レントゲンで見たところ、ひびが完全にはいっている状態でした。 当時の先生が、「そのまましとけば自然にくっつくかも」ということで、確かに今にいたるまで その前歯で過ごしておりましたが、5年ぐらい前から、歯全体が黒ずんできていて、周りのほかの 歯と比べてもその黒ずみが良く分かるようになっていました。 また時々、前歯の歯茎もずきずきと痛むこともありました。
というわけで、先生が、その黒ずみも取ろうということで、前歯を削ったのですが、削っても削っても、 その黒さが取れなくて、レントゲンを取ったところ、歯根まで虫歯状態だということになりました。
それで、とりあえず、仮歯状態にしていたのですが、3日ぐらい前から、前歯の歯茎がはれだして、 右のブリッジの犬歯と第1小臼歯も激しく痛み出し、また削っている前歯もずきずきと痛み出し、 夜も眠れませんでした。
とりあえず、歯科医に行ったのですが、ブリッジの方は、左とのかみ合わせが右に負担がきている、 ということで少し削りました。前歯はまだ、仮歯状態です。
じつは、5年前に、虫歯が原因の上顎洞炎を起こしていますが、症状がこのときにそっくりです。 また、上顎洞炎を起こしているのでしょうか?
これから、歯科医にまた行かなければなりませんが、どういうことをお医者さんに聞けばよろしい でしょうか?ちなみに、痛み止めとして、セデス顆粒と抗生物質バラシリンというクスリをもらいました。
今後どういう治療が必要でしょうか?
宜しくお願いします。

メールアドレス: kawagt@red.an.egg.or.jp   ホームページURL: http://

回答  “ひびが完全にはいっている状態”で黒ずんできたということは、歯の神経がとっくに死んでしまって 中が腐敗してしまったのだと思います。歯茎が痛むのは、歯が中の方で崩壊したかヒビの部分を 伝って腐敗物質が流出して炎症を起こしていると思われます。
 治療した歯医者さんにとっては“タタリに触れてしまった”ようなものですね。場所的にも上顎洞炎 では無いでしょうが、似たようなものですね。 

 鉄棒から落ちた時にちゃんとした治療をしていても35年もったかどうかは疑問です。若い頃に 転倒して骨の中で歯が折れたまま、84歳で健康に暮らしていらっしゃる方もいらっしゃいますので 当時の先生の助言も決して間違ってもいなかったように思います。
 状況からすれば、抜歯しか方法はないように思います。現場の状況で、歯牙保存の可能性が あるのであればその方法を試みるべきですが、35年役目を果たしたことに免じてあきらめることも 必要です。 

 仮に2本とも抜歯ということになれば、あとの補綴が問題ですね。1本であれば両隣の歯でBridge も可能ですが、保険規則によると2本だと犬歯を含めたBridgeになります。犬歯がすでに後ろの補綴 に使われていますので、小さな入れ歯になります。弱いながらも保険外で側切歯までのBridgeも 選択肢の一つです。それ以外の方法となると、一旦入れ歯にしてインプラントを植えることも 可能かもしれません。

返信:
わざわざご回答いただき有難うございました。先生のご助言で少し、気分的には落着きました。
確かに、35年も役目を果たしたと考えると、それもそうかなと、思えます。 治療法については、今後担当の先生とご相談しながら決めていきたいと思います。 また何かありましたら、相談宜しくお願いします。

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