欠 損 補 綴
日付、時間:Tue Aug 25 9:37:38 Japan 1998
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氏名: 牛山秀幸
所在都道府県: 東京
職 業: 会社員
年 齢: 40歳
性別: male
ヘミセクション
質問:
先日、歯(上左の奥から2番目)が欠け(約1/4で根に達する)たため、抜歯しました。
この欠けたと言うのも1年がかりで、1年前に硬い物を噛んだ時に「ガッン」と衝撃があって、
それ以来調子が悪く(硬い物を噛むと根子が痛い)近所の歯医者に見てもらいましたが、
レントゲンを撮っても異常は見られずまあ、多少の歯周ケットがあったので、「歯周病が根の方に
悪さをしているのかな?」ということで、歯周ポケットの掃除や、痛みがひどく膿みが出た時は、
抗生物質を注入してたのですが、今考えれば、どれも対症療法でした。
1年前にパックリ欠けてしまえば良かったのですが、たぶん小さな亀裂が入っただけで、
それが徐々に金属疲労のように成長し、最後は、指で横方向に揺すったら「パックリ」剥がれる
ように欠けてしまいました。全く痛みも無く、あっけ無い結末でした。抜歯した歯茎には膿の
袋がありました。恐らく歯の亀裂よりバイ菌が入り、悪さをしていた為に、この1年間不調だった
のでしょう。
話が長くなりました、ここまではイントロです。当然、このまま放って置くわけにいきませんから、
何らかの処置をしてもらうわけですが、自分の勝手な選択肢として、
1.入れ歯
2.ブリッジ
3.インプラント
の3つが考えられる分けですが多分、2.ブリッジ が一番無難な選択だと思うのですが、
どう思いますでしょうか?。
追伸 左奥歯で良く噛めないので、現在右の歯で主に噛んでいるのですが、やはり負担が
大きいのか、根が疲れるような感覚(鈍い痛み)がありますが、これは集中的に負荷を掛けている
せいでしょうか?。以上、長々とすみません、よろしくお願いします。
メールアドレス: uhityan@mug.biglobe.ne.jp
ホームページURL: なし
歯が割れたことの関しては、「仕方がない」としか言いようがありません。ただ、抜歯に際して
大臼歯で複根歯であることから、悪くない根を残して(ヘミセクション)使うという選択肢もあった
かもしれません。
上顎6番欠損時の補綴選択肢
補綴の種類 |
利 点 |
欠 点 |
治療期間 |
入れ歯 |
隣在歯の削除量が少ない 費用が安い(保険適応) |
違和感が強く、ほとんど装着しないケースが多い 隣在歯がムシ歯になり易い |
短い…約1ヵ月 ↑ |
ブリッジ |
違和感が少ない 費用が比較的安い(保険適応) |
隣在歯のダメージが大きい
|
約1ヵ月+α |
インプラント |
隣在歯に迷惑をかけない |
解剖学的位置から植立が困難(ほとんど無理) 費用が高い(保険適応外) |
↓ 長い…約1年 |
周囲の歯の状態(ムシ歯と歯周疾患進行状況)によって処置も大きく変わりますので
一律な回答はできません。結論から申しますと、やはり“ブリッジ”が妥当な選択だと
思います。
反対側の痛みですが、何ら問題がない健全な歯ですと少々のことで痛みを感じることは
ないはずです。年齢的にも、左側の状況からも歯周疾患が相応に進行しているのではないでしょうか?
失った歯の処置も大切ですが、現在残っている歯の手入れがもっと大切なような
気がします。
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ