本当の意味で完全に埋まって何ら障害のない親知らずはあえて抜歯する必要はありません。
埋伏した親知らず

日付、時間:Wed Dec 1 0:50:59 Japan 1999    氏名: taku   
所在都道府県:東京   職 業:学生   年 齢:24歳      性別: male  

質問:
先生のお話からですと、完全に埋まっていてかつ症状が出ていない親知らずは抜か なくともいいように理解いたしました。
私は、被せてあった金属を外し左下8番(←7番ですね)の虫歯を治療しましたところ、それを削って いたときに痛みがでまして、現在も歯ぎしりすると少し痛む状況です。金属はまだ被せていません。
診て頂いている先生のご判断は、水平方向の親知らずが金属を外して不安定になっている7番 に影響を及ぼしているというお話です。結果、抜歯する予定です。一部分も出ず完全に埋まって いる親知らずなのですが、やはり抜歯したほうが良いのでしょうか。
左下8番(←7番?)の痛みは親知らず以外の原因である可能性はないのでしょうか。 今まで全く痛まず、かつ削ったことで出た痛みなので、親知らず以外の可能性はないのかなと 少し感じました。
また、他の親知らずもあるのですが、一本を抜いたとして他の親知らずは問題なければ、その ままずっと放置しておいていいのでしょうか。よろしければ、お教え下さい。お願いします。

メールアドレス: takuyan@geocities.co.jp   ホームページURL: http://

回答  治療中の7番は、何らかの形で根管治療が必要な状態だと思います。痛みの原因はおそらく 7番ですが、親知らずの関与は否定できません。

 7番の治療が不要であれば抜く必要がなかったかもしれませんが、治療するにあたって 近接(というよりむしろ食い込んだ)親知らずの存在はあきらかに障害です。7番の将来を 左右する可能性のある障害の元となる親知らずは抜歯の対象になります。

 “完全に埋まって”という認識には、患者さんと私達の間に開きがありますが、本当の意味で 完全に埋まって何ら障害のないものはあえて抜歯する必要はありません。

親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず