日付、時間:Fri Dec 3 19:33:35 Japan 1999
氏名: E.H
所在都道府県:福岡
職 業:会社員
年 齢:28歳
性別: male
質問:
先生、先日は私の質問に答えていただきありがとうございました。
現在、前回の質問時に通っていた歯科医をやめて、”あなたの街の歯周外科医”に掲載され
ていた歯医者に通っています(長年の自分の治療の経験からでたものなのか、そこの医院の
治療に対して何となく不信感があったもので、、、)。
今通っている医院では、非常に丁寧に根管治療をしてくれています、転院して正解だったと感じ
ています。
ところで質問です、転院し通いだした医院での新たな診察の結果、以前に治療した前歯(レジン
?で修理)に二次カリエスがあるとのことでしたが、この二次カリエスというものは、どんなに綺麗
に治療をして、なおかつ、月に一度の口内清掃をしていてもいつか必ず生じてしまうものなのかと
いうことです。 ちょっと気になったので質問させていただきました、よろしく御願いします。
「一度治療したものは、生涯大丈夫」だなんて思っていないでしょうね。
ムシ歯は歯が錆びるようなものですから、放置しておくとどんどん錆びていきます。錆びた部分を
削り取って、錆びない材質で補填しておけばとりあえず安心です。しかし、詰めた(被せた)ものと
元々の歯の間には少なからず隙間があります。そこから再び錆び始めるのが二次カリエスです。
古い材料ですが、アマルガム(銀を詰める)なんかその最たる
ものです。最近よく使われているコンポジット・レジンですと二次カリエス
の発生頻度というか、発生時期は随分遅くなったとは思いますが、それでも何時か必ず発生します。
患者さんの感覚で、何か障害が発生するまで使い切ると必ず?抜髄になってしまいます。その前
に(二次発生時点)でこまめに治療しなおすことが“歯の長持ち”につながる重要なポイントです。
おっしゃる通り「二次カリエスというものは、どんなに綺麗に治療をして、なおかつ、月に一度の
口内清掃をしていてもいつか必ず生じてしまうもの」です。5年〜10年が一つの目安です。
根管治療をキッチリして、二次カリエスもちゃんと早めに治療して、月に一度メインテナンス
をしてやっと80歳過ぎまで歯が使えるというのが現実です。
ご意見・ご感想:
先日は二次カリエスについてお答えを頂きありがとうございました。
先生の親切な回答に大変感謝しております。
先生のHPを拝見して自らの歯の健康について多いに学ぶことができました。このHPが歯に
ついて悩む患者の歯科治療の結果に対しての不安を減少させ、治療する決心を与えてくれて
いると思います。
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