歯周疾患の徹底管理を継続して行わないと症状はますます悪化します。
歯槽膿漏の手術

日付、時間:Tue Dec 7 22:16:10 Japan 1999    氏名: T   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
初めまして。現在1年通っている歯医者がありますが悩んでいます。
歯槽膿漏と診断され、3ケ月位、歯石をとってもらい今は、手作業でとれるところには歯石は ないと言われました。歯茎の赤みも腫れもほとんどなくなりました。
ただ、上の中切歯の1本が骨が解けてしまいほんの少ししか骨が残っていないと言われました。 その歯はほんの少しですが、ぐらついています。先生は「歯茎を切開して歯石をとりましょう」と 言ってました。が、何も説明がありませんでした。1度電話で説明してもらおうと思いましたが、 診察中で切ったあとに食事ができるのかどうかしか聞けませんでした。説明がないのが少し 疑問に思い、本当に歯茎を切開したほうがいいのか、歯医者を変えた方がいいのか悩んでい ます。

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回答  30歳で歯周疾患による動揺が認められるというのは、やはり重症のように思われます (…というより将来が案じられます)。 前歯の処遇は別にして、歯周疾患の徹底管理を継続して行わないと症状はますます悪化 するでしょうね。
 現在治療なさっている先生も、かなり歯周疾患に熱心なようですので、手術を拒否して もっと熱心な先生にめぐり合えばラッキーですが、そうでなければ悲しい結幕の可能性 もありますので、転医は慎重に検討してください。

 歯周疾患治療の基本は、完璧な歯石除去と二度と歯石が着かないように管理することです。 “手作業でとれるところには歯石はない”→“残っている所は手術”しかないという意味です。
 手術は最後の手段という意味合いもありますので、私ですと、おそらくもっと先(抜歯直前) にするでしょうが、一般には“今が旬”だといわれています。一般には間違いのない選択だと 思いますよ。

 私が一つ懸念するのは、術後の知覚過敏があまりにもヒドイ場合には、抜髄の決断を早めに しないと急激な骨吸収進行を招いてしまうことです。手術をしないでメインテナンスだけだはダメ かどうかを確認した上で、処置方針を決定するようにして下さい。
 食事に関しては、術後は食欲が落ちるだけで、本当にお腹が減ったら何でも食べれますよ。 1日くらい食事を抜いてもドォッてことないですから、そんな心配より“その歯”や“それ以外の 歯”の将来を第一に考えて下さい。

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