日付、時間：Mon Dec 13 13:55:32 Japan 1999 　　 氏名： meg　　　
所在都道府県：東京　　 職　業：学生 　 年　齢：２３歳　　　 　 性別：　female　　

質問：
私はエナメル質形成不全です。しかしそれ自体はそれほど問題もなくこれまでやって きました。
　１９歳のころに右上の５番が痛み、最初はしみるとか、歯茎がぐずぐずするとかという症状で 歯医者に行くほどではなかったのですが、ものすごく腫れたので歯医者にいったところ、 「虫歯ではなく原因はよくわからない」といわれ、小児歯科で歯の補強のために乳歯冠をほぼ すべての奥歯にかぶせてあったところから、「かぶせもの同士がすれて痛んでいる」 という結論に達し、５番のクラウンをはずして仮歯のようなプラスティックを代わりにいれました。

　すると、痛み止めと消炎剤で２，３日で痛みは収まりました。しかし目の下あたりを顔を洗う 際にふれたりすると痛みました。それからだいたい半年周期でばーっと痛くなり、その度 に違う歯医者に行っては「虫歯でないのでわからない」といわれ続けています。
　今年の６月に痛くなったので歯医者にまず行きましたが、「虫歯ではない」と同じ答えなので 口腔外科にいくと、膿がたまっているということでようやく治療してもらえました。

そして今、左下の１番と右下の一番が同じような感じでしみたり、あごのあたりがふれると 痛かったりするのですが、歯医者に行っても「特に理由はわからないので治療のしようが ない」としかいわれず、一応かみ合わせの検査をしてくれました。その結果、かみ合わせでは ないというので、もう一度口腔外科にいくと「かみ合わせのせいだ」と、検査もせず、「その前の 日に歯医者で検査してもらったがそのようなことはなかった」という私の意見も聞いてもらえず、 削られました。でも痛みは消えません。 特に左下の１番は、歯と言うよりはあご付近がずきずきします。 どうしたらよいのでしょうか？

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　年齢的に歯周疾患は考えられませんので、“ものすごく腫れた”ということは普通“根尖病巣” が原因と考えるべきですね。後日、口腔外科で“膿が溜まっている”ということで処置したのが 一番根本的治療に近いと思います。

　ムシ歯が進行して歯髄が炎症を起こしたり、歯髄壊死から根尖病巣に発展することはよく 知られています。ムシ歯ではなくってもエナメル質形成不全という ことですので、エナメル質の保護が少なく象牙質に直接刺激が作用するために進行したムシ歯 と同様、歯髄が炎症を起こしたり、歯髄壊死から根尖病巣に発展することが多いと思います。

　すでに症状のある歯は、すでに神経が死んでしまって完全に腐ってしまっているはずです。 その結果、根尖部に炎症が起こって（根尖病巣）いるもの思われますので、腐った神経を完 全に除去（根管治療）が最も適切な処置でしょうね。