日付、時間:Wed Sep 16 22:14:30 Japan 1998
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氏名: 大谷美由紀
所在都道府県: 長野
職 業: 会社員
年 齢: 30歳
性別: female
質問:
私の下の前歯は、虫歯の治療の詰め物をしている為、見た目がよくありません。
何とかきれいにしたいので、思い切ってさし歯にしたいのですが、上の前歯のさし歯をしている人は、
よく見かけるのですが下の前歯というのは見たことがありません。上の歯に比べるとかなり小さく
なってしまうため出来ないということがあるのでしょうか。
私の医院でさし歯にするのは、ムシ歯がひどくてほとんど歯質が残らない場合か、歯周疾患の進行
が著しく手術や固定を必要とする場合ですので、ほとんど全て歯の神経を取ってから行いますので
問題はないのですが、審美的な意味合いからさし歯をご希望の場合は少し問題があるようです。
ご指摘の通り、下の前歯は極端に小さいので冠を被せるとなると、最低必要な削除量から
考えて、神経を残したまま被せることはほとんど不可能です。
歯周疾患の進行抑制効果は期待できますが、それ以外は神経を取ると何一つ良い条件は見あたり
ません。結局は、歯の寿命を縮める結果になります。ただ、歯の寿命を縮めてでも審美性を
採るか否かは、あなたの価値観と状況によります。
技術的には、歯の神経を取れば下の前歯のさし歯は可能です。
(神経を取らなくても良い場合もあります)。
詰め物(CRレジン)を換えることで解決できないかどうかを、担当医に相談されては
いかがでしょうか。