“主訴以外の歯は治療しない”という歯科医は結構います。
歯石を取ってくれない!

日付、時間:Wed Dec 22 12:03:47 Japan 1999    氏名: M,S   
所在都道府県:広島   職 業:学生   年 齢:18歳      性別: male  

質問:
歯の表面に目で見てもすぐ確認できるくらいの歯石があり、歯医者に2日かけて 行ったのですが治療が終わった後自分の歯を見ても歯石はついたままでした。 どうしてでしょうか?

回答  「歯石を取って下さい」って言いましたか?
主訴以外の歯は治療しない”という歯科医は結構います。主訴の歯は、 患者さん自身が治療しなくてはいけないという自覚を持っています。従って説明も簡単です。  しかし主訴でない歯は、疾患の存在を告げることから始まり、治療の必要性(放置しておくと どうなるか)や治療に必要な費用・日数など諸々の説明をして納得を得なければなりません。 ましてや、将来ヒドイ痛みの予想される歯であっても、痛みのない状態で治療始めてあとの経過 が悪かったら最悪です。
 元々痛みのある歯だったら、「一生懸命治療したけどダメだから抜こう」で済みますが、元々 痛みのなかった状態の歯を抜くというわけにもいかず打開策のない闇の中をサマヨッテしまいます。

 ましてや歯石。一般には患者さんが歯石の存在さえ知らないことが多い状況で、面倒な上に 痛みの伴う歯石除去なんかいきなりしたら、怒って帰ってしまう患者さんもいます。
 普通は、歯石の為害作用や除去することのメリットを十分説明して納得してからでないと スケーリングはできません。今でこそ私の医院は、「歯石を丁寧に取ってくれるから」といって 来院される方が多いように思いますが、20年程前は怒って帰った患者さんもいました。

 ご自身の要望としてどちらのタイプが良いかを判断して、「良い心がけだ」と快く歯石を除去して くれる歯科医院を探して取ってもらうのが良いと思います。大学病院の歯周病科だと黙っていても 取ってくれるはずですが…。

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