最低でも治療後1週間程度滲みることは覚悟。
治療後の知覚過敏

日付、時間:Sat Jan 1 8:47:16 Japan 2000    氏名: 佐藤   
所在都道府県:東京   職 業:主婦   年 齢:36歳      性別: female  

質問:
こんにちは。歯科検診のレントゲンにて、下の奥歯(銀で詰めて治療された歯)の銀の下 が虫歯になっていると指摘されまして、銀を新しく詰めかえてもらいました。
治療直後より、水、湯(温度によります)、空気などにしみます。ごくまれに、拍動痛、鈍痛なども感じ たりします。先生に相談した所、2ー3ヶ月はこの様な状態が続くと説明をうけました。 現在、1ヶ月が通過しました。実の所、最初に説明を受けずにこの歯の治療を受けました。その為、 先生に対する不信感が出てしまいました。この様な状態を本当に2ー3ヶ月も様子をみて放置して いても大丈夫なものなんでしょうか?
もし、改善されない場合はどんな治療をしなければならいでしょうか?
治療になにか間違いがあった等ありませんでしょうか?
海外在住でドクターとの言語上の問題も多少あったと思いますので心配でなりません。どうか、 宜しくお願いいたします。

ご意見・ご感想:
質問に対する先生からのご意見を拝見させて頂、大変勉強になり有り難く感じ ております。この様な、ホームページがあり大変助かります。ご多忙とは思いますが今後も持続され てください。

歯髄の保護 
歯髄の距離と炎症程度は計測不能
回答  二次カリエスは一度治療した歯が更にムシ歯になった状態ですので、一般にかなり深く神経に 近いことが想定されます。従って、治療時の刺激が元で歯髄炎症が起き易い状況です。

 ムシ歯に罹患した部分を除去しただけで神経に到達してしまった場合には、即座に抜髄という ことになります。深くて神経との距離に疑問が残るような時には、神経の炎症を極力抑えるために 色々な薬剤を塗布して歯髄の保存を試みるのが一般的です。
 そのような場合には、最低でも治療後1週間程度滲みることは覚悟し なければいけないですし、1カ月程度は経過観察します。“運がよければ”そのまま炎症が治まる ことも多いのですが、神経が完全に腐ってしまって痛みが遠のくこともあります。

“拍動痛、鈍痛なども感じる”とのことですので炎症がかなりきつそうですから、歯髄壊死に陥る 可能性が十分考えられます。治療方法に間違いがあったとは思えませんが、神経を残すことに 最善を尽くしたにも関わらず歯髄炎を起こしたものと思われます。私でしたら、この時点で抜髄を 考えます。仮に、このまま放置していて痛みが遠のいたとしてもレントゲンで経過を追う必要があ りそうですね。


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