抜歯にあたっては常に知覚麻痺を起こす可能性を秘めています。
麻酔による痺れ

日付、時間:Fri Jan 14 1:28:20 Japan 2000    氏名: Y.O   
所在都道府県:神奈川   職 業:その他   年 齢:22歳      性別: male  

智歯抜歯と知覚麻痺
智歯抜歯
解剖学的に智歯と下顎神経は近接しているので、抜歯に際しては常に傷害の危険がある
質問:
私は先日、左下の親知らずを抜歯する手術を受けました。
歯はちゃんと取れ、炎症も起きていないんですが、麻酔による痺れが2日経った今も取れません。 これはミスなんでしょうか、果たして治るのか不安でメールを書きました。

回答  下顎の親知らずは、解剖学的な位置関係から、抜歯にあたっては常に知覚麻痺を起こす 可能性を秘めています。解剖の先生曰く「よくもこんな怖い歯を抜くワ。麻痺が起こらない方が 不思議」と。
 幸い私の場合、1000本以上の親知らずを抜いて麻痺を起こした経験はありませんが、これは 腕が良いからでなくラッキーなだけだと思っています。

 親知らずを抜くに当たって、大なり小なり下顎神経に傷害が及ぶことを避けることはほとんど 不可能です。だた、損傷の程度が少ないと麻痺を起こすことなく経過するように解釈しています。
 ご質問のケースは、麻酔のせいではなく何らかの傷害が下顎神経に起こったものと思われます。 傷害が出血による神経の圧迫程度ですと比較的早く(1〜2週間)で回復する可能性もありま すが、損傷の程度によっては数ヶ月〜数年かかることもあります。全く治癒が望めないというもの ではありませんが、神経の回復には時間がかかりますので気長に対応された方が良さそうです。

返信:
その節はありがとうございました。すごく心配だったんで、メールを書いたんですけど親切に応えて 頂いて不安も和らぎました。
麻痺の方も大分取れてきてホッとしてます。また何かあったら質問させてもらいますのでよろしくお 願いいたします。

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