日付、時間:Tue Jan 18 20:15:33 Japan 2000
氏名: MH
所在都道府県:京都
職 業:会社員
年 齢:35歳
性別: male
質問:
先生こんばんは。またお邪魔させていただきます。素朴な質問です。
ご意見・ご感想:
このHPに入っているとき歯のことを「考えだめ」しているおかげで、普段は
歯の心配事を忘れて明るい日々(?)を送ることができ助かってます。
メールアドレス: yskysh@hotmail.com
ホームページURL: http://
“プラスティックを詰める”という表現が一般的な言い方でしょうか。最近の傾向としては、
光重合型レジン(光を当てると固まるプラスティック)が一般的な
手法です。かなり信頼のおける材質(治療方法)だと思います。裏を返せば、15年程前は“ヒドイ
材質で治療させられていたなぁ”ということです。
“微妙なムシ歯の見つけ方”ですか?無理でしょ!
一応プロの私も、学校検診で見つける自信は全くありません。歯垢や汚れが一杯の中で小さな
ムシ歯を見つけることは不可能です。衛生士が歯の汚れを丁寧に除去する傍ら、私が補助的に
レントゲンを見据えて見つかるムシ歯が本当に価値ある早期発見で、それすら見過ごしてしまう
ムシ歯もあるくらいです。
あえて“微妙なムシ歯の見つけ方”といえば、毎月プロフェッショナル・トゥースクリーニングを
実践してプロの衛生士や歯医者に見つけてもらうのが一番確かな方法だと思います。“鏡で
余程歯を見つめている人”が、「ココはムシ歯ですか?」と言われることもありますが、半分以上
は当たっています。疑わしいところの汚れを除去して始めて存在が明らかになるケースもありま
す。
返信:
先生こんにちは。回答有難うございました。
先生なら、Coの場合でも削ってこの措置をされますか?
また、この光重合型レジンというのは、シーラントという方法と同じ材質ですか?
回答:
シーラントと光重合型レジンは、原材料は同類ですが全く異なるものと考えるべきだと思います。
光重合型レジンを歯と接着するのに使う、ボンディング材がシーラントと同じような感覚です。
歯を削って詰める光重合型レジンと削らないでコーティングするシーラントは、一見シーラントの
方が歯に優しい治療のように思いますが、治療効果も含めてあまり好きな方法ではありません。
悪いところがあれば、“切って取る”外科的な発想からかも知れません。シーラントに安定した効果
が得られないことも理由の一つです。
今時の光重合型レジンは最低でも10年くらいは安定したカリエス抑制効果が期待できます。
一方シーラントは数年間は効果が期待できますが、何時効果がなくなるのかが不明です。結果
として、期限切れシーラントが思わぬ深いムシ歯に変身してお目見えすることになります。一旦、
シーラントした歯の治療時期が分からないからです。
それと年齢にもよります。大人のムシ歯は経過が遅いので、Coで見つけても5年から10年後に
C1での治療が可能です。一方、子供のムシ歯は、CoからC1までが1年。それならCoのうちに
光重合型レジン(時にはシーラント)という判断になります。
返信:
再度のQuick Res有り難うございました。勉強させて頂きました
(素人の私ですが、うーん、と納得してしまいました)。
今日は寒いですね−知覚過敏の歯がちょっとつらいです。
明日は姫路は雪でしょうか。風邪などひかれないよう、お身体大切に頑張って下さい。