極力神経を生かすような治療をするのが良心的な治療だと考えます。
痛みを伴う虫歯

日付、時間:Fri Jan 28 21:40:15 Japan 2000    氏名: K.Y.   
所在都道府県:東京   職業:会社員   年 齢:32歳      性別: female  

歯髄の保護
色々薬を塗って、できるだけ歯髄を生かす試みは大切です。
質問:
左上第一小臼歯の痛みを伴う虫歯で、去年のはじめに治療をしました。 一見虫歯には見えませんでしたが、歯間から虫歯になっているとのことでした。削って詰め物をした だけでしたが、6月になって、同じ歯が痛むようになりました。
別の歯科にかかったところ、「以前に詰めた詰め物が神経を刺激している、神経の炎症を抑える ような治療をして、だめなら抜髄」ということでした。結局痛みはおさまらず、抜髄をしました。 しかし、未だにその歯に違和感を感じます。
たたいたり、横から押すと痛みます。その歯の一部が黒ずんでいることにも最近気づきました。神経 を抜いても、しばらくは違和感が残ると聞いていますが、半年以上経っても残るものなのでしょうか?
たたいて痛いと言うことはあるのでしょうか?
変色もしやすいそうですが、たった半年で黒ずんだりするものなのでしょうか?
7月に引っ越しをしたため、元の歯科には相談できず、経過を見ている状態です。

ご意見・ご感想:
とても詳しいHPをありがとうございます。

メールアドレス: yama@pc4.so-net.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  最初の先生が、ちょっと説明不足だったのでしょうか。
“痛みを伴う虫歯”は、その時点ですでに神経が炎症を起こしていますので、原則はその時点で 抜髄です。しかし、炎症の沈静化を図って神経を取らずにすめばそれに越したことはありません。 そのような場合、ムダまたは徒労に終わる可能性もありますが、 極力神経を生かすような治療をするのが良心的な治療だと考えます。
 この試みが必ず成功するものではないことをあらかじめ理解を求めるべく説明しておくべき だったように思います。

 現在の痛みは、抜髄時の操作に何らかの問題があって生じた歯根膜炎、もしくは根尖病巣に よる違和感だと思います。根管治療のやり直しが必要だと思います。また、黒ずんだ部分は、 神経の賦活を図った際に用いた薬品( フッ化ジアミン銀?)による 着色ではないでしょうか。

返信:
早速の詳しいお返事をありがとうございました。 引っ越し先で今後長くおつきあいできるような歯科を探し、根管治療のやり直し にチャレンジします。

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