症状を的確に判断して欲しいものですね。
歯髄の保存

日付、時間:Wed Feb 2 19:38:02 Japan 2000    氏名: K.N   
所在都道府県:東京   職 業:その他   年 齢:30歳      性別: male  

歯髄の保護
色々薬を塗って、できるだけ歯髄を生かす試みは大切です。
質問:
はじめまして。99年5月にある歯科に通い始めました。
最初は、左下4〜5番の間に圧痛があり、診てもらいました。その後そこには、(ブルーといって いた)青い詰め物をした。それは、半年や1年持つとのことで置いたままにして、(抜髄せず)、 左上6番と右上5番も虫歯とのことで同じように、青い詰め物をした。
この間に同時進行でD.Hに歯石を取ってもらいました。歯石取りは10月までかかった。10月から 右上5番がしみる(冷たいものや風をかけると)ので外側をコーテイングしたりするがしみるのが とれない。最終的にピンク色のろうをぬったらしみなくなったが、最近は打診痛あり。抜髄 は必至でしょうか。
また無痛であった左上6番を今年そろそろ金属入れるとのことで久々に青い詰め物をとった。そし て次回は型取ります、そして麻酔も今度は要らないでしょうと再びブルーをつめた。第2象牙質がで き歯髄も炎症がなく金属入れられると思ったが、次の診察では、思わぬ事になりました。
前回と違うドクターが行ったのですが深いですよと麻酔して両隣の5番と7番も治療しました。6番 は出血もしたとのこと。そして6番は型を取り、後日金属を入れるとのことでした。その日は内側の 歯肉が痛みました。その後、左上6番に金属を入れたのですが、数日たって、左上の歯肉が(ほう 骨の下あたり)が痛み、冷たいのものは激痛で温かいものもしみるので、急患で診てもら いました。
今度もまた前回と違うドクターとなりましたが見てもらっている方ですので、事情をゆうとレントゲン を取り、ブルーをつめました。歯髄を取らないのはいいのですが、このまま無理していてもいいの でしょうか。もう少し様子を見るとのことですが、歯髄が残せる可能性はありますか。
また、治療も長期になっております。何卒よろしくお願いします。

メールアドレス: haruken@coral.ocn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  “ブルー”の意味が分かりませんが、いずれ、神経を保護して第2象牙質の成育をうながして 歯髄の保存を図る“3 MIX(スリーミックス)”のような薬でしょうね。 “ピンク色のろう”もちょっと想像がつかないので、私の知らない勝算があっての治療かも 知れません。

 ただ、一般的な見解として、“しみなくなったが、最近は打診痛あり”は神経が死んでしまって 根尖部に炎症が波及したための打診痛だと思います。
 また、“冷たいのものは激痛で温かいものもしみる”は神経が死ぬ直前の激しい歯髄炎症の ように思います。そこまで進行した歯髄炎を治める薬剤は現状では考えられません。

 一般的には神経が残せるものなら残す方が良いことは周知の事実ですが、歯周疾患のかなり 進行した状況では積極的に神経を取る方が良好な結果を招くケースを多く経験しています。今の 治療方法で“しみや痛み”が治まっても、神経が死んでしまったためということも考えられますので 術後は1年間くらいは定期的に(3か月毎くらい)レントゲンで経過を追った方が良さそうに思いま す。

返信:
ご回答くださいましてありがとうございました。大変参考になりました。
結果的には、先生のご推測通り、抜髄となりました。またご質問させていただきます。 ありがとうございました。

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