日付、時間：Sun Feb 6 9:47:18 Japan 2000 　　 氏名： インプラント大丈夫でしょうか？　　　
所在都道府県：岡山　　 職　業：会社員 　 年　齢：35歳　　　 　 性別：　male　　

１回法インプラント

写真はセラミックタイプ

質問：
右下の６番から８番、左下５番から７番を虫歯で欠損し入歯が不自由なので 一大決心の末１２月にインプラントの手術を受けました。骨に穴をあけネジの様にとめる スクリューインプラントです。
がしかし２月になってインプラントが動き出し、まだ歯を入れることも無くインプラントを撤去 することになりました。もうすぐ新しい歯でかめると思って楽しみにしていたばっかりに非常 にショックでした。
・・・オペを数日後やり直すと医院長はおしゃっていましたが一回抜けたところにまた植えた ところで良くなるのかと素人ながら不安になってしまいました。（骨が穴だらけになってしま うのではと・・・）知らず知らずにインプラントで噛んでいるからだとも説明されましたが噛め る歯が少ないのでどうしても当たってしまうのでしょう。再度オペをしてうまく成功するでしょ うか...？
すでに高額なオペ費用は払っています。

　使用されているインプラントの種類が特定できないのでちょっと答えづらいのですが、文面から スクリュータイプの１回法みたいですね。セラミック・チタン・セラミックコーティングチタンの３種類 が考えられます。
　再度植立は私の医院でも稀にあります。同じ場所に植えるにはサイズの大きいもの、場所を 変えるなら同じサイズでも可能ですが、素材もしくは種類も変える方が成功の可能性が高いと 思います。

　異物が排除されれば“穴”は閉鎖しますので何ら心配はご無用です。インプラント失敗の原因 を咬合力に求める風潮にあるように認識していますが、私の経験上インプラント体そのものの 素材と加工方法に起因するアレルギー反応が根本的な原因だと思っています。万人に全く アレルギー反応を起こさない素材の開発が望まれますが、現状の医療レベルでは避けることの できない限界です。いずれにしても非常に親和性の良い素材に対してアレルギーを起こしてし まう体質は今更変えようもありませんので、せめてインプラントの素材や形態を変えて挑戦 しないと同じ運命が待ち受ける可能性が高いでしょうね。