発想を変えないとダメですね。
歯医者は嫌い!

日付、時間:Wed Feb 16 11:20:14 Japan 2000    氏名: 歯医者大嫌い   
所在都道府県:茨城   職 業:学生   年 齢:23歳      性別: male  

質問:
こんなに科学は進歩しているのに、どうして歯医者はいたいのですか。 だからいきたくないんです。

メールアドレス: s951803@ipe.tsukuba.ac.jp   ホームページURL: http://

回答  発想を変えないとダメですね。
少なくとも、これから数十年の間に痛みを伴わない治療方法が確立される見込みはありません。 車の修理の場合、痛むのは財布だけですが、あれでも血の通った車なら痛いでしょうね。

  “腫れ物に触る”という言葉もあるように、腫れ物、つまり炎症のある場所を触ると飛び上がる ほど痛いのは生体の構造上変えることのできない事実です。痛みを止める麻酔でさえ、思いっきり 痛いはずです。何しろ腫れ物に針を刺すわけですから。おまけに炎症部位は麻酔が効きにくい上 に、すぐ覚めてしまいます。
 これでも麻酔の発達していなかった時代に比べれば、随分の進歩だと思います。

 “行きたくない”理由を歯医者に押し付けて、行かないのは自由です。それで悪くならないような 手入れができるのであればそれも一つの選択ですが、現実には必ず悪くなると思います。その時 に、より痛い思いをして、高いお金を取られて、それでいて元々ボロボロになった歯ですから納得 のできる治療効果が挙がらない。そうなるとますます歯医者に不信感を抱いてしまうでしょうね。
 これでは悪循環です。「悪くならないように予防」というのが一般的な考え方のようですが、もう 一歩踏み込んだ考え方を提案しています。「一生懸命歯磨きをしていても、何時か必ず悪くな る。悪くなるに決まっているものを現状維持させて、悪くなる時期を思いっきり遅くする」 これが疾患のコントロールです。予防じゃなくって治療です。

 具体的には、今悪いところを徹底的に治して歯石を徹底的に排除したのち、いくら磨いても沈着 する歯石を毎月取り続ける。その中で、新たに発生したムシ歯や異常を早めに見つけて対応して いくということになります。散髪屋さんやエステに通うのと同じ感覚で結構かと思います。
 当初の治療や歯石除去には多少痛みを伴うかもしれませんが、後々の除石や治療にはほとんど 痛みを伴いません。歯医者を敵に回しても損をするのは結局ご自身です。エステ感覚で訪れる歯医 者ってとっても優しくって良いですよ。散髪屋さんと同じ、世間話でもしながらのんびり歯のお掃除!

返信:
 返事いただいてびっくりです。
 詳しく言いますと、2年ほど前に右奥歯の銀歯がとれ、歯医者に行くと抜髄されました。白いもの をかぶせたところで行かなくなり、今ではすっかり白いのも削り取れてしまいました。
最近ではそこの歯茎がはれて良くなっての繰り返しでしたが、ついに耐えられない痛みに襲われ、 大学のただで見てくれる歯医者に行きましたところ、良い歯医者さんを紹介してくれました。 で、取り返しのつかない、見本のような虫歯ということで、抜歯しました。とてもよく話を聞いてくれて、 嬉しかったんですが、はがなくなったのはショックです。自分が悪いんですが。

 奥歯(親知らず入れて奥から3番目)がなくなると、食いしばるのとかに影響があるのか心配です。 コンタクト系のスポーツをやっているので。また、左の奥の親知らずの周りがちょくちょく痛くなります。 歯茎がはれます。やっぱり抜いたほうがよいのでしょうか。相当痛いと聞きますので、非常にいやで す。

回答:
 “ちょくちょく痛くなります”ということですから、間違いなく早く抜くべきです。 極端に痛みがある状態で、いよいよ観念して抜くととんでもない目に合います。なるべく痛みのない 状態の時に、 心がけよく抜けば痛みは最小限ですみます。できることな ら、親知らずの周囲に着いた歯石を除去して、抗生物質などを前もって服用して、歯肉の炎症を極力 抑えてから抜くのが最善です。

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