日付、時間:Fri Feb 18 20:45:32 Japan 2000
氏名: T.S.
所在都道府県:神奈川
職 業:その他
年 齢:06歳
性別: male
質問:
6歳男児を持つ父親です。かかりつけの歯科医に、はえてきたばかりの、上の左右
第一大臼歯がともにエナメル質形成不全(欠損?)との診断を受けました。歯肉から完全に出
切らない状態で、すでに虫歯に近い状態であるとの説明を受けました。
現時点ではフッ素を塗るだけしか処置がないとの説明を受けています。熱いもの、冷たいもの
に対して知覚過敏となっていますが、ひたすら、歯磨きをし続けるしかないとの説明です。
今後、どのような点に注意したらよいのでしょうか?
知覚過敏に対しては、現時点では手の打ちようがないのでしょうか?
生え切った後では、どのような治療方法が有効なのでしょうか?
以上、御教示のほどお願い申し上げます。
メールアドレス: sawa-tym@umin.ac.jp
ホームページURL: http://
エナメル質形成不全の部分は汚れが貯留しやすく、直接象牙質が
露出しているわけですから非常にムシ歯に罹患し易い状態になっています。治療方法といっても
基本的にはムシ歯の治療と同じです。
まず初期の段階では、形成不全の部分をCRレジン(プラスティック)
を詰めることになります。それでも、ムシ歯に罹患し易いでしょうから状況によっては金属冠を
被せることもあります。
現段階では萠出前ということですので、直接詰めたり被せたりもできませんので、担当医の
説明通り、フッ素を塗ってムシ歯になるのを防ぐ一方で、知覚過敏に対しては知覚過敏用の
塗り薬を塗布して歯磨きを丁寧にするのが最善の方法だと思われます。
もう一歩踏み込んで治療するとすれば、CRレジンを詰める際に用いるボンディング材(接着剤)
をコーティングするとか、予防充填に用いるシーラントでコーティングするのが効果的かも知れま
せん。