日付、時間:Fri Feb 25 1:59:04 Japan 2000
氏名: K.M
所在都道府県:石川
職 業:会社員
年 齢:26歳
性別: female
ご意見・ご感想:
私はこれから一生、歯周病に怯え続けて生きていくのでしょうか?
歯がグラグラするような症状はありませんが、いずれそうなるんでしょうか・・・
実際を診ないと分からない部分もありますが、平均よりは少し早いようです。
いくら頑張って歯磨きしても、今のままでは何時か必ず恐怖は現実のものとなります。ただ、
“病院側の方はあまり深刻そうな様子もなく”というのはあなただけでなく、ほぼ全員が似た様
なものだからだと思います。
「早ければ30代・40代。遅くても50代にはそのような怖い状況に陥るのは、来院される患者さん
の約半数」というのは、何も私の医院に限ったことではなく全国何処の医院でも同じような傾向
だと思います。そのことを話しても、危機感をもってくれるのは半数以下です。別に脅す積りも
ないのですが、あなたくらい危機感をもっていただいて今後の対応を実行していただけたら、歯の
寿命はおそらく平均20〜30年は延びるでしょうね。
ご質問の趣旨に戻します。
歯周疾患の進行には、歯の質とか生体の免疫抵抗力とか様々な要素が関与していますが、究極
の原因は歯石です。単純には、歯石の沈着量と沈着した深さに比例して歯槽骨が破壊されてグラ
グラになって歯は抜け落ちてしまいます。
したがってこの歯石の沈着量を減らすべく歯磨きを推奨される訳ですが、これだけでは片手落ち!
いくら磨いても歯石は必ず沈着しますので、この沈着した歯石を永遠に取り続ければ歯槽骨破壊は
最小限に留めることが可能です。
“毎月歯石を取る習慣!”これさえ身に付ければご心配は無用です。