何かあっても早めの対応ができるようにメインテナンスを徹底!!
A1|1ABridge

日付、時間:Sun Mar 5 8:11:53 Japan 2000    氏名: Y   
所在都道府県:京都   職 業:主婦   年 齢:24歳      性別: female  

質問:
前歯のブリッジについてお尋ねしたいのですが、現在上1番は2本とも欠損しており、 左右の2番3番で6本のブリッジになってます。2番3番は両方とも根しか残っておらずメタルコア が入ってます。そして左2番は根が化膿しており現在治療中です。
それで素人考えなんですけど、ブリッジは左右の2番だけを使って左右の3番は単独の差し歯に 出来ない物かと考えております。私としてはあまりつながってない方が何かあった時に6本のブリ ッジを壊すより最小限になるのでは?と思ってるんですけどこれは不可能なのですか?
そして6本つながったブリッジの方がメリットはあるのでしょうか?

回答  ブリッジの設計 は主として、欠損した歯の種類と本数、それを支える 歯(支台歯)の力学的関係から決定されます。決定するにあたって、面倒な数式に当てはめて決め られています。その数式が妥当かどうかに問題があるとしても、全く無視した設計では支台歯に過 剰な負担がかかって破折の原因となってしまいます。

 A11Aのブリッジは、やってやれないこともないでしょうが、かなり危険な状態といえます。上顎 であればなおさらです。犬歯が健全歯ならともかく、孤立する犬歯のさし歯も破折の危険性が高く なります。それと第一に、その設計では保険適応になりません。
 “何かあった時の対応”は、確かに少ない歯数ほど楽になりますが、何事も起こらないように根管 治療をキッチリ行って、何事も起こらないようにしっかりとした補綴設計に基づいて、何かあっても 早めの対応ができるようにメインテナンスを徹底するよう心がけていただきたいと思います。

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